カーエアコン
1.環境問題について
2.カーエアコンのシステム
3.エアコン修理は高い&再修理が多い??
4.エアコンサイクル部品の中古品はNG!
5.エアコンQ&A(お客様よりの質問メールとその回答の一例です
6.レトロフィットについて
7.リークストップ剤・代替ガス・添加剤等についてのご注意
*当社に点検・修理ご依頼希望の方はこちらをご参考に
*写真で見る故障事例
環境問題について
近年,環境問題は地球全体の問題として、
世界各国、様々な分野で重要視されています。
地球温暖化、オゾン層破壊などの言葉は環境問題に興味のない方でも
1度は聞いた事があるでしょう。
皆様が普段お使いの自動車のカーエアコンには、このような環境問題に
悪影響を与えるR12(おもに平成4年以前の車:オゾン層破壊の要因)、
R134a(平成4年以降の車: 地球温暖化の要因)などのガスが
冷媒として使用されています。
最近、国やメーカーは”地球環境のために”と、規制や工夫を行なっていますが
未だに現実は地球環境を破壊するガスを使用した車が全世界を走り、
故障や修理、廃車の際には、有害なガスが大気中に放出されています。
現在これらのガスは回収・破壊が義務付けられておりますが
未だに大気放出している業者もあるのは事実です。
勿論,車を使用しているユーザーの皆様に責任があるわけでは
ありませんが、「自分の車も環境汚染の元になりうる」という意識を持ち、
カーエアコンの修理の際には、クーラーガスの回収・破壊事業者として登録し
適正な取扱をしている業者に依頼して下さい(注)

環境問題は国などの大きな意識は勿論の事、1人1人の小さな意識から
改善していかなければなりません。
*注:平成19年10月1日施行の改正フロン回収・破壊法により
 カーエアコンのガスを一旦抜いての整備・修理はフロン類回収業者登録された
 事業所でしか行えなくなりました。
 改正前は整備(回収したガスをその車両に再充填する)に
 関しては未登録業者でも可能でしたが今後は違法となります。

ブログページに詳細記載してあります)
当社はフロン回収破壊法にのっとり第2種フロン(カーエアコン等)類
回収業者として東京都に登録、許可を得、適正な回収・破壊を行なっています。
カーエアコンのシステム
カーエアコンのシステム構成はマニュアル、フルオートを問わず以下のような構成です。
1.クーラーサイクル(コンプレッサー・コンデンサー・エバポレーター・配管等)
密閉された配管のなかに冷媒となるガス(R12/R134a)を封入し、
冷媒が気化・液化する際の熱交換を利用し冷たい空気を作り出しています。
クーラーの不調の原因はこのサイクルの不調である事が殆んどです。
又、冷媒にオイルを混ぜてサイクル内を循環させている為、
1部分の不調を放置しておくとサイクル全体に悪影響がでます。
元々はただのガス漏れだったのに放置した為にコンプレッサーまで壊れて、
修理金額が高額になってしまう事が多々あります。
冷媒は”効きが悪くなったから足せば良い”というものではありません。
適正量より多く入れればかえって効きは悪くなりますし、
サイクル部品に悪影響を及ぼします。
「エアコンの効きが悪くなった」と感じたら、
安易にガソリンスタンド等でガスを補充するより専業店で
適正な点検を受けることをお薦めします。ガスの放出の問題もありますし・・・
2.駆動システム(ブロワモーター・サーボモーター等)
サイクルにより作り出された冷たい空気を実際に風として送り出すために
駆動している部分です。風が全くでないなどの症状は駆動系である場合が
多くなります。部品自体の故障が多く、交換すれば終わる為、
カーエアコンの修理金額としては比較的安価で済みます。
3.制御システム(コンピュター・アンプ・リレー等)
サイクル・駆動システムを制御する部分です。マニュアルエアコンであれば
手動で制御する部分が多くなり故障も少なく修理も安価です。フルオートでも
センサーなど構成部品は増えますが、故障自体は少なく修理も安価で済む事が
比較的多いです。
以上3つがカーエアコンの主要機能・部品であり
殆んどの不調・修理の内容です。
基本的にこのホームページは当社の宣伝として作成していますので
”エアコン点検は是非、専門業者である当社に”と書きますが、
カーエアコンの修理に関しては環境問題を含め難しい事が多いので、
当社に依頼できない(しない)場合でも、
必ず専門業者に依頼することを強くお薦めします。
(行きつけの整備工場・ディーラー等に依頼する際は
 フロンの回収業者として登録されているかどうか確認して下さい。)

お近くの専門業者をお探しの際は・・・
ココをクリック
(電整連のHPに飛びます)

*当社に点検・修理ご依頼希望の方はこちらをご参考に
もうちょっと具体的に見たい方はこちらをクリック!*写真で見る故障事例
当社はフロン回収破壊法にのっとり第2種フロン(カーエアコン等)類
回収業者として東京都に登録、許可を得、適正な回収・破壊を行なっています。
カーエアコンの修理は高い&再修理が多い? ▲このページのトップへ
このホームページを見て問合せをくださるお客様のメールに多いのが
”ディーラーに修理を頼んだら法外な値段を言われた”、
”修理したのにすぐ又壊れた”等のものがあります。
整備屋さんやディーラーならともかく
なかには”専門職の電気屋さんで修理したのに・・・”というものも・・・

これにはそれなりの訳があるのです。

上記した”クーラーサイクルの故障”の場合、一つの不具合が他の機能と
密接に関係するため、確実に全ての悪い要因を取り除こうとすれば否が応でも
高額になりますし、最低限の不具合部分だけを修理すれば小額で済みますが
再修理の可能性が高くなります。
ガス漏れ1つにしろ、悪い部分を治したら、今まで漏れていなかった弱い部分が
漏れ始めたなんてことも・・・
又、たとえ100円のOリング(シール材)を交換するにしろ
ガスの抜き取り・真空引き・再充填が必要なため金額がかさみます。
故に一般のディーラーや整備屋さんでは、再修理を防ぐ為に、
多くの部品交換で見積し結果として高額になる事が多いのです。
逆に良心的(?)なお店では、最低限の修理のみにする為、
再修理になる可能性が高くなるという皮肉な結果になってしまいます。
大事なのは、第一に不良箇所の早期発見、
(クーラーの調子が少しでも悪いと感じたら即点検!)
そして、その後予想される故障や状況を適確に判断できるお店の選定、
(もちろん電装店がお薦めですがお車によってはディーラー、専門整備店なども)
そして、点検後、不具合箇所と今後予想される不具合の説明を受けたうえで、
予算・使用期間等を考慮し、何処まで修理すればよいのか
相談した上で修理を依頼しましょう。
エアコンサイクル部品の中古品はNG!
よくあるお問い合わせに”エアコン修理の際、価格を抑える為に中古部品を・・”と言う
ご依頼がありますが基本的にエアコンサイクル部品(ガスが循環している部分)の
中古品はNG、特にコンプレッサーの中古品は完全にNG
です。
なぜならサイクル部品は本来密閉されている物、
中古の場合、外してから取付けるまでの間に腐食・錆・ゴミの混入があり、
いざサイクルにつけた際、その異物によりサイクルのつまり、コンプレッサーの破損等
2次故障を起こす確率が高いのです。
特にコンプレッサー中古品の場合、
例え外す前の搭載状態ではガス漏れも異音も圧縮不良も無く、
ベストな状態だったとしても
、外した時点でオイルを適正量に入替または補充し
配管接続部を完全に密閉(テープで蓋をする等ではダメです)し
更に真空引きをしてガスを封入しておかないと
内部は痛み(錆の発生・ゴミの侵入)、シール部は劣化します。
ゆえに次に搭載した時には異音が出る、内部の錆やゴミがサイクル内に混入する、
シール部からガス漏れする
等の可能性が高くなり高確率で2次故障を引き起こします。
ゆえに当社ではエアコンコンプレッサーの中古品のお持込・交換は
作業自体をお断りいたしております

オルタネーター等、他の部品であれば中古持込でも補償なしを前提に
お請けする場合もございますがエアコン部品の場合は
殆んどが補修どころか新たなトラブルの元になります。
基本的に当社の仕事は「修理」ですので
症状が悪化すると思われる作業をお請けする事は出来ないのです。
*コンプレッサー中古品でも電装店やメーカーで整備された
 O/H品・リンク品・リビルト品等は 中古品とは言いませんのでお間違いの無いように
エアコンQ&A ▲このページのトップへ
1.ガス漏れの際、パーツ再生は出来ませんか?
2.レシーバーは消耗部品なのですか?
3.R12と134aの違いってなんですか?
4.輸入車のエアコンも見てもらえますか?
  また外車のエアコンは効きが悪いって本当ですか?
5.コンプレッサーが重い?
Q1
当方はカーエアコンについては何も解らない状態での質問です。
ガス漏れに関してですが、素朴な疑問としてパーツ交換以外に
修理方法は無いのでしょうか?
ガスもれしている部分を塞ぐ手だてが他にもあるように思えてなりません。
例えばラジエーターの液もれや、タイヤのパンク等であれば修復剤を使っての
簡易的な修復が可能なのにカーエアコンに限ってできないというのが
不思議でなりません。又、個々のパーツを修理し再生して使えるものが有るのでは・・・・
 少しでも安く修理したいというのが一般ユーザーの考えです。
 出来ましたらこの素朴な疑問にお答え下さい。

カーエアコンのシステムはガスを密閉されたシステムの中で循環させるものです。
その際、システム内の圧力は通常15Kgf/p2、
状態によっては30Kgf/p2を超える高圧力になります。
タイヤの場合3Kgf/p2、冷却液(ラジエター)で2Kgf/p2程度で
あることを考えますと、はるかに高圧力で危険、
ゆえに精度が求められるパーツであるかがお分かりいただけると思います。
勿論、所詮、金属の塊であるのですから、補修は可能です。しかしながら
高圧力に耐えられるようにアルミニウム(クーラーパーツは殆どこれです)を
溶接・修復箇所の耐圧力テストをするには、高度の技術=高価な修理価格が
必要な為、結果的にパーツ交換のほうが安く済むのです。
又、高圧力に耐えられるよう設計されたパーツの一部からガス漏れを起こすと言うことは
パーツ自体の老朽化によるものですので(事故等による損傷を除く)
ガス漏れ部のみを補修しても
今度は同じパーツ内の他箇所でガス漏れを起こす可能性が高いため、
二次故障を考えるとパーツごと交換のほうがはるかに安全です。
現実には、コンデンサー・エバポレーター等の高額パーツにおいて、
1部車種では、再生品も販売されております。が、上記理由により、
正規ディーラーや電装店(当社含む)では取り扱い致しておりません。

但し、唯一、コンプレッサーだけ再生品が利用されています。
コンプッレッサーは多数の部品構成で組上げられている為、
不良部品の交換のみで再使用が出来るのです。
近年ではエアコンメーカー自体が組上げたものが
メーカー正規リンク品・リビルト品として一般に流用されています。
Q2

はじめまして。私は毎年エアコンガスを補充していましたが、去年当たりから
ガス補充してもすぐに効かなくなってしまうようになったため、
ディーラーへ修理依頼したところ”コンデンサー部からのガス漏れ、
レシーバーも消耗部品なので同時に交換”と言われました。
レシーバーと言うのは消耗部品なのですか?だとすると
エアコンが不調にならなくても定期的に交換しなければならないと思うのですが
そのような話は聞いたことがありません。よろしかったら教えてください。
線引きが難しいご質問ですが、平成4年以前のR12ガス仕様車に関して言えば
消耗品といえると思います。ただし定期的な交換と言うのは必要ありません。
レシーバーの役割は中に入っている乾燥剤によりサイクル内に混入した水分を除去、
フィルターによりゴミや不純物を除去してエキパンのつまりや
コンプレッサーの破損を防いでいます。除去すると言ってもレシーバーにゴミや水分が
蓄積されていくだけで消し去ってしまうわけではありません。
乾燥剤やフィルターが飽和状態になればサイクル内に流失し不具合を起こします。
ガス漏れや修理の際のサイクル開放により乾燥剤は一気に水分吸収してしまいますし、
コンプレッサー異音(カスが出る)ならば、フィルターはすぐにいっぱいになります。
しかし、サイクルが正常に機能しているなら、まだレシーバーが正常に機能している
わけですからそれだけを定期的に交換する必要はありません。
逆に、他の部分の修理でサイクルを開放したときは何らかの影響が出るので
交換しといたほうが高い確率で二次故障を防げます。
特にコンプレッサーロック・異音、エキパン等のつまりの場合には
レシーバー交換は必須です。
最初に”R12仕様車に関して言えば”と記載したのはR12タイプに使用されている
乾燥剤は水分除去能力がR134対応に比べ小さく、10年以上経過していれば
飽和状態に近くなっていると容易に考えられますので修理の際は交換となります。
R134でも前記のような故障(異音・つまり)の場合は交換しなければ再発の可能性が
高くなります。
Q3 チョットお聞きしたいのですがR12とR134aの違いって何ですか?
僕の車はR12ガスなのですが先日ディーラーで
レトロフィットにしてR134aにしないかと言われました。
ネットで互換性は無いと書いてあったのにどういうことなのでしょう?
R12とR134aの違いはガスの成分構成です。
クーラーサイクルの中で気化・液化することによって熱交換をするという事自体は
変わらないので理屈で言えばどちらのガス封入してもクーラーは効きます。
しかし、一般に「互換性が無い」「誤封入してはいけない」といわれる理由は

1.R134aの方が分子構成が細かい為、従来のR12のシステムに入れると
シール部(Oリング等)やホースなどのゴム部分よりガス漏れを起こす。

2.致命的なのはオイルの違い。
現在の車両クーラーシステムでは主要部品であるコンプレッサーを円滑に働かせる為の
「コンプレッサーオイル」をガスと混ぜ合わせてサイクル内を循環させています。
そしてこのオイルは12用と134用では成分が違う為、12ガスが入っていたシステムに
(逆もしかり)134を入れるとオイルが回らなくなりコンプレッサーが損傷します。
ゆえに互換性が無いといわれるのです。
 
近年各メーカーでも出しているレトロフィットとは対応するお車にもよりますが
基本的な考えとしてシール・ゴム部分及びレシーバータンクを交換、
サイクルからR12のオイルを極力抜き取り、R134aのオイルとガスを封入する
と言うものです。
トヨタ車ですと年式によってはR12仕様でもすでにシール・ゴム部分には
R134aのも対応している材質が使われているため
レシーバータンク及びオイルとガスの入れ替えのみで対応できる場合もあります。
全く未対応の場合は全てのシール・ゴム部分を変えるか(とっても高額)
主要部分のみ変えてガスを補充しながら使用するか(あまりお勧めできませんね・・)
のご選択となります。
Q4 私は輸入車に乗っていますが輸入車でも見ていただけるんでしょうか?
また前に整備工場で”外車のエアコンはもともと効きが悪い”と言われました。
そんなことってあるんですか?
もちろん国産・輸入車問わずに点検・修理いたします。
実はエアコン故障の大部分を占めるエアコンサイクルに関しては
輸入車の方が合理的に出来ていて修理しやすい場合も多々あるのです。
しかしながら業者によっては”輸入車”と言うだけで受入れてくれないところが
あります。この理由は修理の際、整備要領がわからず資料が必要な場合、
輸入車は国産車に比べ資料が入手しにくい(出来ない)からです。
当社でもサイクル故障ではなく、制御システムの不具合等、
どうしても資料が必要な修理の場合は
点検や修理に必要以上の時間と金額がかかってしまうため
お受けできない場合もございますのでご了承下さい。

”外車のエアコンは・・・”の件ですが、確かにチョット前までは国産車に比べると
全般的に効率が悪いと言われていました。近年のお車では
その差は殆どありませんが1部の車種では冷却効率の悪いものもあります。
とはいえ国産車でも効率の悪い車種はありますので・・・
この”効率が悪い”というのは主にコンデンサーの冷却、
コンプレッサーとのマッチング等、最初からのシステムの問題です。
そもそもカーエアコンは基本設計時にエンジン回転1500〜2000で
ベストな冷え状態になるよう設計されていますので
「走っていると良く冷えるが炎天下の渋滞でアイドリング状態が続くと冷えが悪い」
という場合は故障ではなく(勿論故障の場合もありますが)
そのお車の冷房能力の限界である可能性が高くなります。
そしてその限界点が旧年式の輸入車の場合、全般的に低めとは言えます。
Q5 エアコンをかけるとよく冷えるのですがアイドリングが不安定になるので
整備工場で診て貰ったところ「コンプレッサーが重いので交換が必要」と言われ
10万以上の見積もりでした。エアコンは良く効くしコンプレッサーの異音も無いのですが
本当にコンプレッサー交換が必要なのでしょうか?
又市販のコンプレッサー用潤滑剤等ではダメでしょうか?
実際に拝見しないと正確な解答は出来ませんがコンプレッサーが重い?のが原因で
エンジン不調になることはまずありません。(コンプレッサーロックの場合は別です)
そもそもコンプレッサーは重い?(エンジン負荷が大きい)ものであり
その負荷をカバーする為にアイドルアップ装置等が付いています。
エアコンをかけるとアイドリング不調になる場合はアイドルアップの不良や
エンジン自体の不調の可能性のほうが遥かに高くなります。
同じような話で整備屋さんでは「コンプレッサーが回ると異音がするので
コンプレッサー交換」と言う場合も良くありますが、この場合でもコンプレッサー自体には
問題が無いことが多いので注意が必要です。と言うのもコンプレッサーオンによる
エンジン負荷は大きいのでコンプレッサーオン→エンジン負荷増→
ベルトにかかっている他の弱っている部分(テンションプーリーやウォーターポンプ等)
から音が出る場合があるのです。

どちらの場合もコンプレッサーを交換しても症状は改善されません。
確かにコンプレッサーはガス漏れ・圧縮不良・本体内クリアランス不良による異音・
マグネットクラッチ部等、不具合が出やすいパーツであり
エアコン不調の場合は交換確率の高いパーツであるのは事実ですが
同時に高額パーツでもあるのでその切り分けには
知識のあるお店での判定が重要となります。

市販の潤滑系添加剤に関しては当社では扱いませんので実際の効果については
なんとも言えませんが高性能の潤滑剤であればコンプレッサーの内部摩擦は
少なくなるでしょう。が、コンプレッサーの重さ?の殆どは内部摩擦による
抵抗ではなく、ガスを圧縮する為に必要とする力です。
ゆえに、仮に内部摩擦をゼロにする潤滑剤を入れても負荷ははほんの数%しか
減りません。ゆえに、実質効果は殆ど無いと考えた方が良いでしょう。
レトロフィットについて ▲このページのトップへ
カーエアコンのレトロフィットとはR−12ガスを使用しいるエアコンシステムを
R134aガスが使用できるようにする作業です

R12ガスは世界的に生産が禁止され今後入手が難しい・高額のために
安価&現在流通しているR134aガスに換えるのです。
(環境破壊についてはR134aもR12も大気放出は禁止です!!)

エアコンシステム自体は基本的にR12とR134aでも同じなので
極端な話、ガス自体とオイルさえ取り替えてしまえばエアコンは効きます。
しかし、ガスの入替え・使用にはその成分が違うため
いくつかの問題が起こります。以下はその問題点とそれに対する
★対処法(レトロ対応)を記載いたします。
1.ガスとともにサイクル内を循環するオイルの成分が違うため
  R12システムにR134あガスだけ入れると(逆も同じ)オイルが循環せずに
  コンプレッサーが焼きつく
★ガス入替え時にオイルもR134a用に入替える事で解決

2.誤封入防止の為、ガスチャージ口形状がR12とR134aでは違うため
  そのままではガスが封入できない。 
★車種を問わず市販のアダプターを設置する事で解決。

3.R134aガスはR12ガスより水分を吸収しやすいため
  従来のレシーバータンク(サイクル内のゴミ・水分を吸収します)では
  水分を取りきれず水分の氷結によるサイクルのつまりが発生しやすくなる。
★レシーバータンク内の乾燥剤を強力にしたレトロ対応品を使用する事で解決。
 *メーカー発売のレトロキットにて対応。発売されていない場合は
  流用・改造が必要


4.冷媒の分子がR134aの方が小さいので従来のOリング、
  コンプレッサーシール、ゴムホース等、ゴム部分からガス漏れを起こす。
各ゴム部分をレトロ対応品に交換する事で解決。
  *メーカー発売のレトロキットにて対応。発売されていない場合は
  流用・改造が必要。基本的にはコンプレッサー・ゴムホース・Oリングの
  すべてを交換する必要があります
がメーカーによってはR12仕様の車両でも
  R134aに対応したコンプレッサー・ゴムホース・Oリングを
  すでに使用している場合があります。年式によって段階的に
  R134a対応部品を使用している場合もありますのでその内容によって
  交換部品点数は変わります。

5.冷媒の沸点が異なる為、作動圧力が異なる
★これに関しては実際の使用では殆ど問題なし、特に改造も必要ありません。

上記2.まではどの年式のどんな車種でも対応可能です。
が、3.4.の問題及び解決には各メーカーからその車種用のレトロキットが
発売されてい無いと対応できません
。又、レトロキットが発売されていても
その内容によっては完全ではなく(特に4.の部品)
大なり少なりガス漏れを起こす場合が多々あります。

当社では環境破壊・改造にかかる費用等の問題を考え
レトロフィット作業はレトロキットの発売されている車種に限らせて頂いております。


リークストップ剤・代替ガス・添加剤等についてのご注意
市販のリークストップ剤や代替ガス・添加剤等を注入している車両の場合、
当社含む正規電装店ではで点検・修理を受けられない場合があります。
と言うのも現在、エアコンガスの大気放出は禁止されていますので
修理の際には必ずいったん回収することになるのですが
この際、代替ガス・添加剤等に不純物や可燃性物質が含まれている
回収・圧縮の際に爆発したり回収機を破損させてしまう恐れがあるのです。
又、リークストップ剤は点検・回収機器を詰まらせてしまう恐れがあるため
作業どころか点検もできないのです。
代替ガスや添加剤をご利用の際はその成分等、充分ご注意下さい。
可燃性の物質が含まれるものやリークストップ剤を注入するときは
以後の修理・点検が受けられなくなるとご留意下さい

*作業不可な可燃性ガス
炭化水素系、アンモニア、ハイドロカーボン(プロパン、イソブタン)等
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カーエアコン故障事例