もっと知りたいドライブレコーダー(最終更新日2023年8月1日) 製品紹介ページに戻る 1.そもそもドライブレコーダーって何? 2.ドライブレコーダーの意味 3. 駐車監視(録画延長)機能について 4.SDカードフォーマットと不具合について 5.ドラレコを付けると地デジの映りが悪くなるって本当? |
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1.そもそもドライブレコーダって何? ここでご紹介するドライブレコーダーとは、簡単に言えば 車両にカメラを取付て、その運行状態を録画するものです。 普及当時は万が一の事故や任意の時に内蔵した衝撃センサーや任意スイッチを トリガーとしてその前後数十秒の映像を記録媒体に残すタイプが主流でしたが 現在はほとんどの機種がキーオン・オフに連動して連続録画するタイプとなります。 この場合、古いファイルは上書きされ消されてしまうのでほとんどの機種では 衝撃センサー(事故時等・車両に通常以上の衝撃があったときに感知)や ワンタッチボタン(ここは!と思うところで任意でスイッチを押す)で それらの記録ファイルはイベントファイルとして 上書きされずに優先して保存する機能がついています。 また、録画と同時に音声も録音、 GPSを内蔵し、時間・速度・場所(緯度経度)・走行軌跡まで記録できるものも一般的です。 GPS内蔵タイプの場合は再生時にグーグルマップ等に連動し、 地図上で走行軌跡を再現と同時に画像再生でき、 単に事故時の記録活用だけではなく、ドライブの軌跡を含む記録や 旅の思い出として楽しむと言う使い方もできます そして最近は、事故時のみではなく、安全運転支援機能や 無謀運転の抑止記録・対策、駐車中監視等、安全サポート& 防犯アイテムとしても注目度が上がり普及率は急激に伸びています。 画像再生については ・本体に設置されたモニターで確認、 ・記録媒体(現在は主にSDカード)をPCで再生確認 ・映像(&音声)出力を持ち、ナビ等のモニターで確認、 ・WiFi機能を持ち、スマホ等に無線接続しスマホ等で確認 となります。 これらの機能により、万が一の事故の時、事故原因解明や スムースな事故処理等に役立つだけではなく 事故以外のときでも、加速度検知(衝撃センサー)により、乱暴運転の警告になったり、 ドライブの記録映像として後から楽しんだりと、付加価値も高く、 ここ数年で一気に普及したアイテムと言えます。 |
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2.ドライブレコーダーの意味 | |
業務用のドライブレコーダーはもともと運行記録の為のものですが 市販のドライブレコーダーは万が一の事故の時の記録を残し、事故の原因特定、 それにより、その後の示談交渉をスムースに行う・トラブルを回避する等、 T.万が一の事故の際の記録・・・と言うのが主であり、 この目的自体は現在ももちろんドライブレコーダーの意味の柱ではあります。 また、近年では自身の事故のみではなく、遭遇した(録画された)映像から 他の事故や事件の参考として使用されることも多いです。 U.自分自身の安全運転意識・運転技術を向上させ、 運転サポート等で事故予防・エコ運転に繋がる 衝撃を感知するものが主ですので急ハンドル・急ブレーキ・急発進等、 危険回避行動・乱暴運転の際は反応し、警報します。 また、ドラレコ自体にアクティブセーフティ機能*がついて、安全運転支援を行うタイプも 多数発売されています。 *アクティブセーフティ機能とは主に ・スタートインフォメーション→信号待ちなどで停止している状態で、 前の車が発進しても自車が止まったままの場合、表示やブザー音でお知らせ。 同じ様に前方の信号機の色を判断し、青信号になった場合はお知らせする 機能もある機種もあります。 ・レーンキープアシスト→自車の車線逸脱(走行車線からのはみ出し)を検知してお知らせ。 ・前方衝突アラート→走行中に先行車と接近しすぎた場合にお知らせ。 と、このIIについては近年の新型車両なら標準装備・・・の機能も多数ありますが ちょっと前のお車で上記装備無しなら有効かと思います。 V.ビデオカメラやデジカメ、スマホ録画と同じようにドライブの記録を残し、 楽しむ(活用する)・・・アイテムとしても幅を広げています。 事故以外のときも常に録画する連続録画機能、 気に入った場所や記録に残したい場面での スナップショット機能(静止画撮影)なども可能です。 以前は専用ビューアーでしか観れなかった画像も、 近年は最初からAVI動画ファイル(静止画静止画像ファイル)だったり、 簡単に変換できたり、WiFiでスマホで再生や画像保存・・・と 管理・編集・共用等が手軽に行えるようになっています。 W.防犯アイテムとして活用 自身の事故は勿論、乱暴運転(あおり運転等・現在はこれだけで処罰されます)に 遭遇した時の証拠としての記録録画も有効です。 最新機種では後方からのあおり運転・危険運転を自動感知し上書きされない別ファイルに 録画する機種もあります。 駐車中監視機能のある機種では、駐車時の悪戯や当て逃げ等の記録もできる場合もあります。 (駐車中監視についてはデメリットもあります。この詳細は↓で・・・) また、 ステッカー等でドライブレコーダー設置済であることをアピールすれば 犯罪抑止・防犯の意味もあります。 |
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3.駐車監視(録画延長)機能について | |
ドライブレコーダー普及当初より”駐車中の悪戯・当て逃げ等も録画できないか?”等の ご要望は多く、各メーカーともこの部分は注目・開発はしており、 その機能を持つタイプも多数発売されています。 ただ、残念ながら現時点(2023年8月)では完全な駐車監視が可能な機種はありません。 これはドライブレコーダーが稼働中の消費電力、車両バッテリーにかかる負担等を 考慮すると駐車中常に録画することは不可能なのです。 *常時録画と駐車中監視は意味が異なります。こちらについては 「LaBoon!!車とカー用品の研究室」をご参考下さい。 ゆえに、現在の駐車中監視機能を持つ機種の作動・仕様としては 1.駐車中は常時録画はせず、消費電力小さいセンサー(衝撃や動体移動)のみ稼働し、 センサーが反応した時だけ録画するタイプ このタイプは待機中消費電力は少なめですが 衝撃や動体を感知してからドラレコ起動・録画開始となるため、 当て逃げや悪戯等の場合、肝心の接触直前や 接触時ズバリの映像が記録されない可能性が高いのが難点でもあります。 2.駐車中も常に録画するタイプ もあります。この場合、ただし、こちらについては様々な注意事項 (主に車両バッテリーへの負担)があり、使用条件は限られます。 また、近年では駐車中はフレームレート1秒1コマ等に落として 電力消費を抑えるモード(タイムラプス・タイムスタンプ等)にした機種も多いです。 上記どちらの場合でも駐車中監視には必ずバッテリーからの電源供給が必要となり、 これが現時点では完全な駐車中監視が可能な機種は無い!と言う理由です。 具体的には、駐車中監視時の動作電源に関しては以下の3タイプとなります。 A.ドラレコ本体の内蔵電池により駐車監視を行う →この場合、車両バッテリーに負担はかからず、バッテリー上がりの心配は無用、 追加オプションも不要で安心・お手軽ですが 内蔵バッテリー容量では一般的には10〜20分程度、 最大でも1時間以内と、録画時間が短いのが難点です。 また、このタイプはほとんどが1.の作動となります。 ドラレコが急速に普及し駐車中監視が期待され始めた時期は カロッツェリア等で採用された内蔵電池タイプですが 現在(2023年8月時点)ではこのタイプは発売されていないかと思います・・・・ B.車両バッテリーにより駐車監視を行う →この場合、駐車中も車両バッテリーから直接電源供給するので かなりの長時間、駐車中常に録画することも可能ですが 多かれ少なかれ車両バッテリーに負担がかかり、 車両バッテリーの寿命が短くなるだけではなく、車両運行状態等により、 最悪バッテリー上がりを起こす危険性があります。 その場合、メーカーや販売店・取付店では、それに関する一切の責任は負えません。 バッテリー状態の良い車両・毎日使用する(充分充電できる)車両等であることは勿論、 その上でもまめな管理と注意が必要です。 このため、一般的には電圧監視(設定電圧を下回ると電源供給停止)やタイマー制御 (設定時間で電源供給停止)機能を持ったオプションの電源ユニットを使用して接続します。 電源ユニットのタイマー設定はメーカーによっては異なり、 海外メーカー品では無制限もありますが国内メーカー品では最大で12時間設定が殆どです。 この接続はくれぐれも、バッテリー管理が重要&リスクを伴いますので充分ご注意ください。 くどいようですがこの接続によるバッテリー上がりに関しては メーカーでは一切責任を負わないと各メーカー取説に明記されておりますし、 電装専門店である当社ではこの接続はお勧めできません。 C.外部バッテリーにより駐車監視を行う →この場合は車両バッテリーに負担はかからず、 車両バッテリーの負担の心配は無用ですが 追加オプションで外部バッテリーの設置が必要です。 録画可能時間は外部バッテリーの容量・充電状態やドラレコ自体の仕様にもよりますが 基本的には最大12時間です。 また、車両運行頻度が低いが駐車監視はフルに行う・・・と言う使い方だと 外部バッテリー自体の充電(走行中に車両発電機の電力で外部バッテリーが充電されます)が 間に合わないパターンの方が多くなりますので使い方によっては役に立ちません。 が、他の方法に比べれば一番安全(車両バッテリーへの負担無し)ですし どのドラレコでも駐車監視が可能です。(具体的監視方法はそのドラレコの機能により 常時録画・センサー反応時のみ録画・タイプラプス録画等となります) ただ、現在国内大手メーカーから販売されているドラレコ用外部バッテリーは 上記ユピテルOP-MB4000のみであり、こちらですとフルに駐車中録画を行いたい方には スペック的に無理がありますので当社取り扱い品ですと iKeep社の「iCELL-B6A/B12A」等がベターな選択かと思います。 とはいえ、こちらも組み合わせるドレラコ&オプションの仕様によりデメリットもありますので
あくまでベター(ベストではない)な御提案となりますが。 こちらの製品の詳細は上記メーカーリンク(iKeep社)や また、よくあるご質問で、多くのドラレコはUSB電源(5V)なので USB電源のモバイルバッテリーを駐車中録画用に使用したい・・・と言うのがありますが 元々が5V出力のモバイルバッテリーでは12V→5V変換のドラレコでは 正常に稼働しない場合の方が多いですしメーカー保証もありませんのでNGです 尚、大容量の外部バッテリー・大容量のSDカードを設置したとしても SDカードの録画可能容量は限界があるので、まったく意味が無く、 その点でも長時間の駐車中録画に関しては必要以上の期待は禁物です |
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4.SDカードは消耗品&ドラレコ動作不良原因の多くはSDカード 現在のドラレコの記録媒体はSDカード(microSD)ですが常に録画・上書きされていく ドライブレコーダーでは通常メンテナンスとして、こまめなフォーマットが必須です。 ドラレコが普及当時はあまり重要視されていませんでした?が、 その後、実使用でのドラレコトラブルの多くがSDカードに起因(粗悪カード使用や 規格内カードでも定期的なフォーマット不備)していた為、各メーカーとも 取説内でもSDカードの定期フォーマットを大きく記載するようになりました。 ただ、現実的にはこれは意外と手間・面倒な為、各メーカーも考慮し フォーマットが簡単に行えるワンタッチフォーマット機能や SDカードフォーマット警告機能等を搭載しつつあり・・・・・ 最新モデルではSDカードフォーマット不要機能搭載機種も増えてきました。 今後の新機種ではこれは標準なるかと推測されますが、 この機能が無い機種では定期的なSDカードフォーマットは必須ですのでご注意を。 尚、SDカードは消耗品です。使用状況や機種により交換目安は異なりますが 基本的に1〜2年とお考え下さい。 又、ドラレコ普及当初から主製品として取り扱っている当社の経験上、 ドラレコ使用中の不具合(録画できない・動作不良等)の原因はSDカードであることが 非常に多いです。機種によってはSDカード不良だと電源すら入らない場合があります。 動作不良の際は、本体故障を疑う前に、 ・SDカードをフォーマットする ・違うSDカードを入れる 等でご確認なさるのが良いでしょう。 |
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5.ドラレコを付けると地デジの映りが悪くなるって本当? | |
よくあるご質問に”ドラレコを付けると地デジの感度が落ちると聞いたのですが”等があります。 これはハッキリ言えば多かれ少なかれ電波干渉は必ずありますので本当です。 *解かり易いので地デジがクローズアップされますがラジオ受信やGPS受信等、 電波関連には多かれ少なかれ影響します。こちらについては 本HPの当社”修理日記”にも実際の例も記載しておりますのでご参考までに* ドラレコ普及当時にこの問題が発生し、その後、国産大手メーカーでは 対策を施し、その対策新搭載時は「電波干渉無し」「地デジ受信に影響しません」等の 謳い文句を記載していましたが現在はまっとうなメーカーは何処でも 「地デジ対策済」「電波干渉を最低限に抑える」「地デジ電波と干渉しにくい」等、 要するに対策はしているけど「干渉ゼロである」とは謳っていません。 要するに最新の国産大手メーカー品でも必ず電波干渉はある・・・・と言う事なのです。 その度合いは車種や仕様、他の電装品設置製品により異なりますが 最新国産大手メーカー品ならば、取りあえず実用範囲では問題無い・・・事が多いと思います。 近年急速に普及したドラレコですが現在新品でも格安で販売されている海外製等では 対策済と記載されていてもかなり酷いものもありますのでご注意を・・・・ まぁ、これに関してはドラレコに限らず後付け電装品ではありがちの話ではあります。 |
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