2002年1月某日嬉哀しき配線修理その1配線トラブルは2次故障?
電気屋さんの仕事。知らない人が聞くと配線修理が多いのかな?
と思われがちだが、昔は確かに車の作りが悪く、使用していると配線が
硬化して切れたり、稼動部で擦れて燃えたり・・・なんてことがありましたが
最近では作り自体が良くなった為、配線途中でトラブルが・・なんてことは
かなり少なくなった。
ヒューズが飛んだり何かが動かなくなった、何て事の原因は
殆んどがそのユニット自体。配線が悪いとしてもその入口か出口、要するに
コネクター部であることが殆んど。
通常使用
では配線の途中が切れる・ショートするなんてことは少なくなったのだ。
だが現実には、当社に来る仕事の中には未だに配線修理はある。
そしてその原因の殆んどが”修理の際の配線の取扱不良”及び
”カーナビ等の後付の際の配線取り回し不良”である・・・
要するに雑な作業や手抜き、ミスという事だ。

で、これを探し出すのは電気屋さんの得意とするところ。
”電気は目に見えないから難しい”と言う方が多い整備屋さんには
かなりの難問のようだ。電気屋としてみればきちんとした理論を理解し
テスターを使えば、目に見える機械の故障よりも解りやすい。とはいえ
最近のは何せ複雑&配線が多い。
配線図があればおおよその不良箇所を絞り込めるが、
その配線部に辿り着くまでに多くの部品を取り外してバラして行かなければ
ならない事が殆んど。ましてや配線図がなければシステム自体を、
配線を追って調べる所から始まるので、かなりの時間と労力を必要とする。
それだけに不良箇所を発見した時は、整備屋さん(大体の依頼主である)から
”さすが電気屋さん!!俺達じゃ絶対解らないよ!!”と賞賛を浴び
”まぁ、プロですから当然です”とさりげなく言いつつも
内心は胸をはり”ふふん!どうだ!”と電気屋としての喜びも大きい。
しかし・・・修理自体は配線を繋ぐ・補修する程度のわずか5分で終わってしまう為、
請求の時点になると、そこにたどり着くための苦労は忘れられ
”配線切れてただけでしょ?安いよね??”と言われてしまう・・・
おまけに”なんでこんなとこ、切れたんだろうね?”と聞かれるから
相手が整備屋さんの時は遠慮なく
”ここの交換やったでしょ?その時、噛み込んでたんですよ。注意してください”
と言うと”え〜そんな雑な事しないヨォ〜〜”と言われ心象を悪くする・・・

まぁ・・・まだ相手が整備屋さんなら慣れっこなのでよいのだが
悲惨なのは一般のお客さん。
”〇〇の調子が悪い”と持ち込まれて、
原因が雑な修理・ミスによる場合。あまりにもひどい(お金がかかる)場合は
”修理した所に持ち込んで文句を言った方がいいですよ”というのだが
中古で買った場合などは何処で誰がやったかも解らない・・・・
修理しつつもとてもやるせない気持になるのだ。。。。。
まぁ、結果としてはこういう事が多いから
電気屋という商売が成り立っているのは事実だが
整備業界に働く者としては正直哀しいのだ。


と、暴露的なことを書いてしまったが、一般の方に誤解して欲しくないのは
一概に整備屋さんや用品店の作業が雑と言っている訳ではありません。
ヘタな電気屋さんより丁寧な作業をしてくれる所はたくさんあります。
要は電気屋さんにしろ整備屋さんにしろ信頼できるお店を見つけることが1番です。
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