8月某日    得意車種??  知られざる?十八番
冷夏とはいえやっぱりエアコン修理は最盛期の8月前半、
この日のお客様は
3つほど前の型のクラウンエアコン修理。
修理し慣れた車種なのだが、
何故か?懐かしい感じがする
って、わけで今回は修理日記というより
今までこのHPではあまり書かなかった過去の当社の得意車種について
ちょっと紹介させていただきましょう。

一応当社は電装品に関してはオールマイティーだが
一般的に電装屋さん(整備屋さんもそうかな?)は
車種により
得意・取扱が多い・少ない・受付けていない
というのがある。
ディーラーさんの下請けをやっているお店なら当然そのメーカーの車が得意だし
それ専門だと他のメーカーはお断りってお店もある。
取扱製品に関してもエアコン修理は得意だけどナビ付けは苦手、
バスエアコン専門、噴射ポンプ専門、とお店ごとに様々・・・
(ちなみに当社ではバスエアコン・噴射ポンプはNG、トラック関係は苦手・・というより
 工場に入らない為経験は少ない・・・。)
これは電装屋さんがもともと下請け体質の為、固定の取引先によって
仕事(車種・修理内容)が偏ることにも起因している
と思う。

さて、先ほど
”当社はオールマイティー”と書いたが
実際、ここ数年(このHPを開設してから)はおかげ様で一般ユーザー様からの直接依頼が
他の電装屋さんに比べ圧倒的に多く、車種は様々。
(他のお店で見てくれないとか、ディーラーさんは高い等の理由で輸入車が多いですかね・・・)
修理内容はエアコン修理、ナビ付けが多い。
一般ユーザー様からのご依頼では電装品(オルタネーター・スターター等)は少な目・・
昔からの取引先からは電装品、エアコン修理が圧倒的だ。

この
「昔からの取引先」だが、当社は小さい会社ながらも
何せ歴史だけは古い・・・業界内では老舗です。
過去には
多くのディーラーさん、整備工場さんの下請けはもちろん、
電車の扇風機からエアコンまで
手広くやっていたが
時代の流れに伴い?縮小、僕が入社した当時は
ディーラーさんはトヨタ・マツダ・スバル・いすず・ボルボ・ローバー等だった。
(現在はディーラーさんの仕事は殆ど無し)

で、昔から現在まで柱のひとつになっているのは営業車。
主にハイヤー・タクシー会社の下請けだ。
タクシーはもともと営業車として設計されている為(個人タクシーは別です)、
それほど壊れないので電装品の定期整備・バッテリーの販売が主だが
ハイヤーは一般の高級車を改造して営業車として使っている為、
故障頻度は高く、電装品以外にもエアコン修理の確率も高い・・・
特に僕は入社当時から都内大手ハイヤー会社ばかりが担当だった為
春先からお盆前まで来る日も来る日もハイヤーのエアコン修理に明け暮れていた時期も・・・

ここで件名の話に戻って・・・・・
ゆえに
ハイヤーで使用している車種
クラウン・センチュリー・セルシオ・プレジデント・シーマ・セドリック
デボネア・ベンツ等があえて
得意車種を聞かれればこれにあたるのです。

もしこの世の中に
「シーマ(FGY33・32:VH41エンジン)のコンプレッサー交換」
「プレジデント(JG50)のヒーターコア交換」
作業の正確さと速さを競うコンテストがあったのなら
日本、もとい世界中でもベスト3に入るのでは?と自負しております・・・・
(言い過ぎ??)

ちなみにこれらの車は
国産車でも高級車種。技術も常に最新・多機能なものが使用されている。
それを日常メインで取り扱っていれば他の殆どの車種の修理にも
応用が利き臆することがなくなるのです。

これが
”当社はオールマイティー”と言える元になっているのです。

というわけで今回は僕が修理現場に入った当時に散々勉強させてもらった
クラウンの修理が入り、ちょっと懐かしく、その背景を書かせてもらいました。

しかし、ここの所ずっと続く不景気でハイヤーの台数(=当社修理台数)も減る一方・・・・
不景気になると飲み屋とハイヤー会社が最初に痛手を受けると言いますからね・・・
早く景気が良くなると良いのですが・・・・・・


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