10月 トリビアネタか?問題提起か?・・・タッチパネル不良??いや・・・ 意外な??落とし穴・・・・・!?(>_<) | ||
9月末、2016年サイバーナビ最大のウリ?&待望のMAユニット付の出荷が開始され、
その取付に追われた10月初旬のこと。
この日御入庫はスズキスイフト(ZC32S:楽ナビAVIC-MRZ99設置済)を サイバーナビAVIC-CZ900-Mに換装、バックカメラを追加し、
スピーカーも交換してバイアンプ接続・・・って御依頼でした。
工場長がバックカメラとスピーカーの作業をする間、僕はナビ本体&MAユニットの取付を担当。
僕はMAユニット取付はこれが初めての作業だったのでチョット楽しみ。 で、二人がかりでだったので作業はチャッチャと終わり、夕方には完成。 そして新製品取付では最大のお楽しみの動作確認&初期設定。
まずはステアリングスイッチ・バックカメラの設定をし、MAユニットのカメラの設定・・・・
とここまでは順調、次にAV関係の確認を・・・と思ったら・・・ ん?なんか・・・・タッチパネルの反応が悪くなってきた気がする・・・・(-_-;)
が、新品に初めて通電した時は動きが安定しないのはよくある話なので、
一旦電源を落として再度立ち上げる。・・・と、少し動いたがやはりタッチパネルの反応が悪い。
そこで今度は暫く放置してから再度電源投入。
すると・・・・うん、問題なく動く。OKかな?・・・と初期設定を再開。 が!!! そのまましばらく弄っていると、やはりだんだん反応が鈍くなり・・・
最後は全く反応しなくなっってしまった(>_<) う〜〜ん・・・・これは明らかに個体不良っぽい。タッチパネルの初期不良品か・・・
これは悩んでも仕方ない&まだ同じ製品の在庫があったので
早々にあきらめてナビ本体を交換する。
で、気を取り直して再度設定から。もちろんサクサク動く・・・・・・・・が!!!!
な・・・・・なんと、交換した新品も
しばらく弄っているとタッチパネルの反応が徐々に悪くなり、最後は完全にフリーズ。 ええ〜〜〜〜タッチパネルが最初っから不良なんて、長いナビ付け人生?の中でもあったことないし、
それが2台続けてって・・・・・アリエンティ・・・・これはナビではなく取付の問題か???(汗
いやいや・・・冷静に考えれば、
暫くすると電源が落ちるとか、走っていると自車位置が狂うとかなら取付にミスがある可能性もあるが、 タッチパネルが反応しなくなる・・・・に取付けミスが絡むとは思えない。。。
となると・・・2台ともMAモデル発売後、最初に入荷した出来立てホヤホヤモデル。
この新製品に問題があるのか??
でもMAユニットには関係なく、単にナビのタッチパネルがおかしいだけだし・・・ ナビ本体のCZ900自体は今までこんな不良なかったし・・・・
とMAユニットを外してみたり・・と色々確認するが やはりタッチパネルが反応しない・・・・(たまに調子良いと反応するがすぐに反応しなくなる)
となれば・・・この製品2台の製造ロットや生産ラインで不具合品が発生???
だとすると他店でもクレーム続発なハズ・・・・・とりあえず僕個人の力ではどうにもならないので
メーカーに確認を・・・・と思うがしつこく電話をかけても応答なし・・・・・(>_<)
”これは…絶対他からもクレームきて大パニックになってるんだろう・・・”と勝手に推測しつつ、
やっとつながったところで状況を説明し、他店でも絶対同じ症状が出てるはずなので 現状何が原因か把握しているのか?対策はあるのか?代替品は何時入荷するか?等、 すぐ調べて連絡するよう言って一旦電話を切る。 まぁ、それが夕方の話だったので、何にせよこの日のうちには解決しないだろうから、
お客様にはこの状態のまま一旦、お引き取り頂き、後日交換しかない。
とは言え、全く使えないナビが付いた状態でお引き渡しするには それなりの理由と今後の対応をご説明しなければお客様も納得しないであろうから、
メーカーからの連絡を待ってから、お客様にご連絡するつもりで、
そろそろできている筈・・・と、お客様が様子を見にご来社なされた(汗
電話を待ちつつ、とりあえずお車を表に出して様々な悪あがきをしていると、 仕方なく、お客様に事情を話している途中、メーカーから電話が・・・・。
「とりあえずバージョンアップしてみてください」
はい??バージョンアップ???
あの・・・これ昨日入荷したばかりの最新版なんですけど??? 「本日メーカーHPで最新データ、アップしてます。動作安定のプログラムも入ってますので」
・・・・・!!!このタイミングで・・・しかも本日掲載された・・・ってことは、
やっぱ他でもトラブルでまくりで慌てて・・・ってことか?とゲズな勘繰りをしつつ お客様にお伺いを立てると(バージョンアップには時間がかかると思われ・・・) 「待ってるので試してみてください」との事。
早速メーカーHPからバージョンアッププログラムをSDカードにダウンロード。 その間、少しお客様とお話ししていたのですが、、
こちらのお客様、なんと、お仕事でタッチパネルを動かすソフトの作成も手掛けていたとのことで
タッチパネルに関しては僕よりも遥かにお詳しい方・・・・(^^; 色々とためになるお話を聞きつつ、DL終了とともにSDカードを持ちお車へ。 が!!!いざバージョンアップしようにもタッチパネルが全く反応しない
=通電最初の確認画面で「決定」ボタンも押せないため、そこから先に進めない(>_<) =SDカードを入れてバージョンアップすることもできない!!!
何度かキーを入り切りして見るも完全にフリーズ状態。
そこで先に外してあったナビをベンチ(車載ではなく卓上で通電)にかけてみると、
最初はやはりタッチパネルが反応しなかったが、
少し置いてから再チャレンジすると「決定」ボタンが反応! すかさずSDカードを突っ込みバージョンアップ開始!!
待つこと20分弱。その間、車載のナビもバージョンアップできないかと、何度か電源オンオフしてみるが
こちらはやはり、タッチパネルが全く無反応でバージョンアップできない。 で、ベンチ上でバージョンアップが終了したナビをいじると・・・うん、良い感じ。かなりサクサク動く。
ってわけでそのバージョンアップ済のナビと車載のナビを再度入れ替え・・・
うむ・・・ちゃんと動く。 が〜〜〜〜〜〜!!!暫く操作しているとまたもや同じに!!!
ダメダ・・・・もうどうにもならん・・・・(>_<) 翌日以降、メーカー対応待ちでご連絡・・・となりました。 その翌日、メーカーにネチネチ嫌味と怒号を浴びせ?るも、
他で同事例は無し、動作不安定に関してはバージョンアップで対応済・・・
個体不良だろうから代替品を送る。と言う回答のみ。 で、極力生産ロットの離れた個体を2台送ってもらったのだが、僕には一抹の不安が・・・・・
と言うのも、実は、前日最後に取り外した車載状態ではバージョンアップできなかったナビ。 お客様がお帰りになった後すぐにベンチでバージョンアップしようとしたところ、
やはり車載と同じくタッチパネルが全く反応せず、バージョンアップ不可。
10分くらいの間に何度も電源入り切りしたが結果は同じ。
ゆえに、やっぱり2台ともタッチパネル(ハード)の個体不良か・・
そんなことありえるのか?と思いつつ、 2時間以上経ってから再度チャレンジしたら、タッチパネルが反応したのです(*_*;
そこでベンチにてバージョンアップしたところ、バージョンアップ後は、 翌日一日付けっぱなしでテストするも全く問題なしでサクサク動いていたのです。。。 これはまさか。。。。やはり取付に問題があり、車載するとNGなのか????
だとすればいくら代替品に交換しても同じだろうし・・・・・
お客様にもメーカーにも僕は土下座して謝らなければ・・・・・(汗
と。。。長々と前振りしましたが(ここまで前振りか!!!)
そろそろオチが見えてきた方もいらっしゃると思います・・・・(^^; その2日後、お客様が再度ご来社。申し訳ないと思う気持ちと
交換しても同じだったらどうしようと言う不安とで、複雑な思いでお出迎え致しました。 すると・・・・・お客様は意外にも?ニコニコとしながらお車を降りつつ、開口一番、
「原因わかっちゃっいましたよ」
えっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜\(゜ロ\)(/ロ゜)/どういうこと????
「ナビは悪くないですよ」
えええっ〜〜〜〜〜〜じゃやっぱり取付ミス???
とうろたえつつ「取付に問題が??」と聞くと
お客様は何かを手に持ち
「これですよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!なるほど!!!!!!!
その何かとは・・・シガーソケットに挿すとマイナスイオンを発生し、
集塵効果もあるって言う、よくある簡易的な空気清浄機の様な物。。 はい、その瞬間、僕はすべてを理解しました。
確かに、この手の機器を設置しておるお客様はたくさんいらっしゃいますが
このお客様のお車の場合、その設置位置がちょうどナビのモニターの真下で、
発生されるイオンが直接モニターにかかる感じだったのです。
ゆえに、ナビのモニター表面にこの機器から発生される電子が直接当たり、
帯電?等干渉していきます。 このお車で以前付けていた楽ナビMRZ99は一般的な抵抗式タッチパネルだった為、
帯電等しても動作には何の問題もありませんでしたが、
サイバーナビのタッチパネルは最近、上位機種のナビに採用されている静電式タッチパネル。
静電式タッチパネルは電子の流れで反応するので、電子が帯電等してしまうと
その干渉によりだんだん動きが悪くなり、最後は、動作しなくなったのです。 そして、一度干渉してしまうと、その時間(浴びた電子の量?)に比例し、
電源を切ってもかなり長い時間干渉し続け(帯電しっぱなし?)、
車から外してベンチに乗せても暫くは動かないって訳だったのです。 タッチパネルに強かったお客様のおかげで当社は何もせずに原因解明、
すっきり解決いたしましたが、もしお客様が気づいていなければ・・・・・と考えるとゾッとします。 そして、この日はお客様がお代だけお支払いになって
(さすがに動かないナビ付けてお金は頂けないのでお支払はまだだったのです) 気持ち良くお帰りになり、僕も原因がわかりホッとしつつも 文句を言ってしまったメーカーには、報告&平謝りしたのでありました。(>_<) ・・・・・・でも・・・・ちょっと待て??おかしくないか???
そんな程度であそこまで動かなくなるんだったら、 今やカーナビで静電式タッチパネルは他メーカーでも多数採用されているし、
車載イオン発生器も使っている方は多いし、もっとトラブル事例があっても良いはず。。。 と思いググりまっくてみましたが この時点では具体的なトラブル事例はググり切れず、ヒットしませんでした。 出てくるのは
「カーナビでは静電式のタッチパネルは車室内で発生するさまざまなノイズの影響を受けて
誤動作を起こしやすいので、スマホのように全ての製品が静電式ではなく、 安価で手袋を装着していても操作できる抵抗膜方式のタッチパネルも広く用いられている。」 なんて記事だけ。
ゆえに・・・もしかして・・・・・2016年サイバーの静電式モニターだけ???なんて疑念が・・・・・
ならば・・・・・疑念があるときは試してみないと気が済まないのが当社の性格(社格か?)
ってわけで久々の実験君です。 |
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よくある?安そうな(笑)イオン発生器を借りて、実験。 ↑のスイフトのお客様が使用していたものは ←これよりは強力そうな感じで、 イオン発生&集塵効果高いものだそうですが こちらはイオン発生するのみの簡易的なタイプ。 |
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←こちらは取付完了・動作確認済でお客様へのお引き渡し待ち&
全く問題なく動いているサイバーナビAVIC-CZ900-M。 (お車はポルシェカイエンGTS:BOSEシステム車)
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ここにイオン発生器の吹き出し口を
露骨に直接向けてみます。 ハイ・・・・・ やはりこの状態だと1分かからずあっという間に タッチパネルが動作しなくなります。 動作しなくなるとしばらく間をあけないと復活しません。
(復活時間は発生器をあてていた時間に比例するようです)
これで上記スイフトのタッチパネル不良問題も
完全に裏が取れました。 となると・・・やはり過去にこのような事例が もっとあっていいのでは?って疑念が引っ掛かります。 |
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が、よくよく思い起こせば、上記スイフトのお客様の
設置状況を思い出して見れば、イメージとしては ←こんな感じ。 要するにイオン発生器から出るイオンが そのままモニターにかかる感じでした。 さすがにこのような設置例はあまりない=発生器による タッチパネル不良の事例報告がないのかな?? と推測しました。 実際、この実験でも発生器を少しモニターからずらせば
影響はありませんでしたので。 |
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同じようなイオン発生器を↑の様に露骨にあてるのではなく 実際に使用する感じでシガーソケットに挿してみました。 ← すると・・・やはり電源を入れて数十秒後には タッチパネルの動きが鈍くなり、あっという間にフリーズ(;_;) やはり、静電式タッチパネルに イオン発生器は禁物なのか・・ まぁ、理論的には充分ありえる話ですので・・・・ |
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と、これで終われば ”静電式なんだから、そんなに露骨に電子を当てれば誤作動や動かなくなるのは当たり前じゃん!” と、単なるトリビアネタで終わったのですが・・・ 最後が大問題?で・・・・・過去に事例報告がない=このナビだけ??って疑念の解消のため、 同じ実験を当社代車や営業車の パナソニックの静電式タッチパネル採用CN-F1DとCN-RX02Dで行うと・・・・・・・・・ あれれ????? パナナビは全く同じように暫く電子を浴びせても全く固まりません。。 頑張って数十分あてても変化なし。 そこで・・・もうパネルに触れるか触れないかと言う距離まで近づけると やっと怪しい挙動に。。。。が、ちょっ離せばすぐに普通の作動に戻りました。 おそらく・・・・サイバーナビよりノイズ(イオン含む)対策がしっかりされているのでしょう。
=2016サイバーナビの静電式タッチパネルはパナよりノイズの影響を受けやすい??って事に なるのかと思います。(まぁ・・実用レベルでは問題ないと思いますが・・・) が・・・こうなると、更に気になるのは・・・この手の製品(イオン発生器)関連で 一番メジャーなものと言えばデンソー&シャープのプラズマクラスター。 市販品だけでは無く、車両メーカー純正品オプションとしても定着し、 中には最初から純正でプラズマクラスター装備・その吹き出し口がナビ前面付近なんて車もあります。 そこに、この2016年サイバーナビを設置したらヤバいんでないの????ってことで・・・ とりあえず、デンソー製プラズマクラスターを、サイバーナビモニター付近まで移動し 稼働させると・・・やはり・・・・・・・固まりました・・・・・・(>_<) これは・・・・かなりヤバい・・・と言うか、ノイズ対策が弱すぎかと思います。 もちろん、一般的な位置での設置、プラズマクラスターはひじ掛け付近 (=ナビモニターから離れた位置)に設置されることが多く、 この場合は実使用では問題ないかと思いますが、当社実験はあくまで仕事の合間を見ての 短時間でテストした結果ですので長時間&様々な環境下でテストするとまた違うかもしれません。 (と言うか、それはメーカーがやるべき話ですよね・・・・・・) |
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メジャーなものと言えばプラズマクラスターの次は パナソニックのナノイー。 たまたま、上記実験をしているときにパナ営業担当さんが 来社し、”ナノイー持ってるので試してみてください”と・・ ナノイーも、おおもとの原理はイオンを発生させての 脱臭・菌の抑制等、普通のイオン発生器や プラズマクラスターと同じなので同じ結果だろうと思いつつも せっかくなので実験すると・・・・・ ←なんと!?ナノイーだとこの状況でも固まらず!! (ナノイーは水分付着のシステムがプラズマクラスターや 一般的なイオン発生器とは異なる様ですが詳細は不明) |
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この結果にはパナ営業さんはニンマリ。それはそうですよね。 営業さんが在社していた間のホンの短時間の簡単な実験で ナビの静電タッチパネルはカロ製よりパナ製の方が遥かにイオン発生器等の影響を受け難い& 万が一受けてもすぐ復活する、 イオン発生器に関しては汎用品や最大手のプラズマクラスターより パナソニックのナノイーの方が静電タッチパネルへの干渉が少ないってのが 確認できてしまったわけですから。 パナ営業さんが帰り際に「是非、ナビもナノイーも宣伝&販売宜しくお願いします!」と 力強く言った心情も納得です。。。(^^;) ちなみに現段階では当社での第3番目の主力ナビ、ケンウッド彩速ナビZシリーズの
静電タッチパネルに関してはまだ、イオン発生器との干渉に関しては実験しておりません。 パナとカロのみ2社の比較では、どっちが上か?下か?のみの比較となり、パナが優れているのか、 パナは標準:一般的なレベルでカロが劣っているOR問題があるのか?は判断できません。 故に、後はケンウッドを実験して、その結果で当社なりの判断をしたいと思います。 こちらについては来月の修理日記、もしくはブログにて報告させて頂くつもりです。 (追記:ケンウッドナビの結果に関してはこちらのブログに記載致しました) と言うわけで本日のオチ&教訓は・・・・・
静電タッチパネルにイオン発生器等の吹き出し口を直接あててはいけません・・・
特に2016年サイバーナビでは・・・・・ってあたりで無難にまとめておきましょう(^^;) |
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*各メーカー様へ。 本文のイオン発生器と静電式タッチパネルの干渉に関する話は、すべてあくまで 街の小さな電装屋である当社が実際に触って実験した現実の結果のみをもとに記載しており、 各製品の詳細な技術スペック・理論等をより深くまでは確認しておりません。 ゆえに、製造メーカー様からしてみると、”そこはおかしいだろ!”等のご意見も多々あるかと思いますが 実際に多くのエンドユーザー様から直接的に販売・設置を請負、設置後の動作テスト、 お客様お引き渡し後の不具合の現状対応まで行っている「現場」の素直な話として 記載致しておりますのでその点、ご考慮・ご容赦下さる様お願い致します。 |
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