2017年4月 トホホな失敗談 その六 内装パーツ破損(>_<)リペアって選択 | ||
桜も満開の4月某日、この日ご入庫は
ジャガーXtype(2003年モデル)に ナビ・ドラレコ・バックカメラのお取付。ナビは楽ナビAVIC-RZ900に連動ドラレコND-DVR1、 バックカメラはND-BC8IIです。 すでに市販2DINナビが付いていたのでそのキットを流用。
で、工場長がフロント周りのナビ&ドラレコを付けている間に
僕がバックカメラをお取付。 無事作業完了し、内装を戻しているときに リアシートの背もたれ部をハメようとしたら・・・ |
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「パキッ」と不穏な音が・・・・・・
あっ・・・・・・・やってしまいました(;_;)。。 持ち上げたシートがCピラー部にあたり、 ピラーにひびが入ってしまったのです。 完全に僕の作業ミス・・・・。 |
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よく、お客様から「大塚電装さんに任せておけばミスもないし安心」とありがたいお言葉を頂きますが、
当社も常に完璧と言うわけではございませんm(__)m 毎日毎日何台ものお車を作業しておりますと、大なり小なり偶然や必然でのトラブルが発生したり、
もちろん、プロとして極力その様なことが無い様、日々注意・尽力しておりますが当社のミスで上記のようなパーツ破損をしてしまうこともあります。 人のやることですので、完璧は無いのです。。 で、もちろん、ミスがないことが重要なのですが、万が一起きてしまった場合、
いかにそのあとのフォローをするか・・お客様にご報告・ご相談の上で、
お客様へのご迷惑を最小限にして&お客様がご満足頂けるようにするか・・・ってことが最重要になります。 今回のようなパーツ破損の場合は迷わず破損したパーツを新品交換・・・ですのですぐに部品を手配。
が!!なんと数時間後に来た部品屋さんからの納期回答は
「生産終了」・・・・・・え・・・(-_-;) 20年以上の前の車や並行輸入車等希少な車種ならともかく、 いくら14年前のお車とはいえ、ディーラー物のジャガーでもうパーツが無いなんて・・・・・
さてどうしよう・・・・
更に悪いことに、ひび割れが最初の一発だけだったら、 補修すれば走行には支障がない&見た目的にも目立たない箇所なので
お客様がOKならば補修&値引き等での対応等の選択肢もあったのですが、
破損状態を確認するためにばらしたところ、もともとの素材が弱いのか、経年劣化か、
やたらもろくなっており、触ったとこからポロポロとひび割れが広がってしまい、
最終的には4分割までボロボロになってしまっていたのです( ゚Д゚) |
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これではとても再利用はできません。
しかし新品パーツが入手不可ってことで・・・・
今まで利用したことはなかったのですが 外注の内装リペア業者さんに相談してみました。
僕もこの業界は長いですが、
アルミホイールの傷修復や 内装のレザーパーツ再生(張り替え・補修)等の リペアー技術は知っていましたが プラチックパーツのリペア(再生)は
難しいと思っていたので不可かな?と思ったら |
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今はこの再生もできるのだそうで・・・・恥ずかしながら知りませんでした。。。
とはいえ、表面に細かい凹凸のある内装パーツですから、
”まぁ、傷が目立たなくなる程度だろうな・・・”と思いつつ、
お客様にご了解を頂いたうえで(もちろんこの場合は費用は当社負担)リペアーを依頼してみたところ・・・
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驚きの出来上がり\(゜ロ\)(/ロ゜)/
普通は「ここが補修跡」と分かったうえで確認すれば
”あ〜〜うまく整形してるけどやっぱりわかるね”って
感じになるのですが、正直、全くわかりません。 そのクオリティの高さには驚きました。 さすがそれを専門にしているだけのことはある・・・って、
まぁ・・・お値段もそれなりですし、商売になっているのだから 当たり前なのかもしれませんけど。。。(^^;) |
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なんでもヒビ部分を一旦削ってフラットにし、周りと同じ凹凸を手作業で付けながら塗装していくそうで・・・
塗装の色も経年劣化も考慮し、 周りのパーツと同じ感じのくすみ具合に調合するそうで違和感もありません。 ちなみにひび割れ以外でも後付パーツ等を取り外した後のネジ穴や、
ひっかき傷等も奇麗に補修出来るそうです。 とりあえず、今回の教訓は・・もちろん、プロとして作業中のパーツ破損などもってのほか、
今後はより鋭意努力しますという反省と、
今はプラ部品でも入手不可な場合はリペアーって方法もありますよってご紹介を兼ねて。。でした。
(内装リペアは当社での作業ではなく外注業者依頼ですが、当社にて取次も受け賜わります。)
*ちなみにリペアー業者ではあくまで表面の仕上げだけですので
今回リペアーでもパーツ自体の接合・補強は当社にて行ったうえで依頼しております。
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