2002年5月某日 失敗談その一 大パニック!炎上??
もしかして・・会社の信用を落とすかもしれないが
人間誰しも間違いはあるってことで・・・恥ずかしながら失敗談を・・

その日は朝からボケボケとクラウンのヒーターコア交換をしていた。
ヒーターコア交換はダッシュボード周りの部品を全てはずすので
電気屋の仕事の中では工数の多い仕事だ。が、クラウンは得意中の得意なので
チャッチャと分解・交換・組上げ・・・しかし何時もより少し面倒なことが・・・
そう、この日のお車はタクシーだったのだ。
タクシーは自動ドアや無線・料金メーター等、やたらと後からつけたものが多いし
そのつけ方も取付工場によって違う為、ちょっと気を使うのだ。
大体が出来上がったところでとりあえずテスト。
多くの部分を脱着しているため、ほぼ全てのスイッチ類を操作し機能を確認。
エアコンは勿論、ラジオやウインカー・ワイパー等一通り操作した後
タクシー独特の自動ドア、無線・メーター・・・・・と確認していく・・・
そして・・・・うかつにも・・なんだか書いて無いけどおそらく天井の
看板(タクシーの屋根についてるアレですよ)のスイッチであろうと思われる
スイッチを引くと・・・・
いきなり助手席からすさまじい勢いで白煙が上がり
一瞬で工場&会社内が白煙に包まれる!!

「なんだ??何が起こったんだ??炎上か??」
他の社員が目を丸くしている中、急いで僕は換気扇を全開に・・・・・・
そう、白煙が上がる瞬間を見ていた僕は事態を理解していた・・
というか・・自分で組上げておいてわからないほうが間抜けだ・・・
助手席グローブボックス下についていた、
配線コードの付いた発炎筒のようなもの・・
そこから煙は出たのだ・・・そうだ・・アレは確か・・・
防犯装置の一つ、スモークガードってやつだ・・・・タクシー独特の装備で
犯罪にあった時これを噴射して相手がひるんだ隙に逃げるためのもの・・
間抜けにもそのスイッチを試してしまいパニックを起こしてしまった・・・
会社のみなさん、お騒がせしてスミマセンでした・・・僕が間抜けなばっかりに・・

ちなみにこれは、1度噴射すると新品に換えないと使えないので
お客様にその旨伝えたところ
”あ〜どうせ使わないもんだし使うつもりも無いからいいよ”と
言って頂きましたが当然のことながら新品交換の価格分、
修理代金より値引きとさせていただきました・・・あ〜我ながら情け無い・・・
のTOPへ