実用には影響ないレベルの製品裏話?  線引きは微妙?
今回は取付&テストする業者にしかわからない程度で
実使用にはあまり関係ない子ネタを・・・・・

普及率の上がってきているETC。当社でも販売・取付はETC導入当時から多い。
当社ではP社及びD社の車載器をメインで販売しているが
一般ユーザーの方に良く売れるのは圧倒的にP社製。
特にアンテナ分離型は安定して売れ筋ナンバーワンだ。
D社はカーエレクトロニクスにおける技術力ではナンバーワンの会社、
製品も非常にしっかりした物なのだが基本的に販売体制が車両メーカー向け、
エンドユーザーへの販売網はカーAVメーカーには劣る為、売れにくいようだ。

で、ETCを取付けた場合、まともな業者ならば必ず
ETCチェッカーを使用し、
アンテナの送受信を確認するテストをする

ETCアンテナに対し規定の距離・角度内でETCチェッカーで2種類の電波を送受信させる。
通常は車の前に立ち手を伸ばせば規定内に入るのだが
アンテナ分離型で
アンテナをフロントガラス上部に貼り付ける
規定範囲内にチェッカーを持っていく為には椅子等使い姿勢には無理がかかりかなり面倒・・・・
モチロン規定範囲外でOKが出ればそれでOKなのだが・・・

で、現在出ているアンテナ分離型はD社・P社ともフロントガラス貼り付けタイプ。
ここで・・・P社製は規定範囲から少しでもずれるとうまく送受信しないのだが
D社製は多少ずれても殆ど送受信する。
要するにD社製の方がアンテナ送受信範囲が安定して広いと言うことだ。

と・・・書くと誤解を受けそうだが
P社製のアンテナが悪いと言っているわけではない!!
実際にETCを使用するレベルでは何の問題もないしP社製の方がエラーが多いわけでもない。
もちろんD社製ならより早くゲートが開くって訳でもない。この辺は誤解しないように・・・

あくまでD社製の方がテストがしやすいってだけの話です・・・!?

両社ともアンテナ性能はもちろん許容範囲に入れた上で
D社は余裕を持たせP社はコストダウンの為ギリギリに抑えていると言ったところでしょうか・・・
(僕の勝手な想像です)
販売の為には性能はモチロン・価格も重要なので
どちらもアリだとは思います。

が・・ついでにもうひとつ・・・・こちは実用レベルでもちょっと気になる?話で
P社の04モデルのナビゲーション。(4月発売と6月発売)
取付当初から今も思うのだが・・・
FMトランスミッターの出力が
明らかに過去のモデルより低い・・・・
最初は故障かと思ったほど・・・・・・
トランスミッター送信アンテナ線があるタイプならまだアンテナ線の位置変更等でカバーできるが
本体一体型の場合は打つ手無し!ひたすら感度よく受信できる周波数帯を探すしかない・・・・

これについては早くからメーカーに質問していたのだが・・・・
先日得た回答は「
確かに前モデルより出力は落としてます」とのこと。
「何故??電波法変わったっけ??」と営業に質問すると
「ハッキリは言えませんが・・・
コストダウンの為・・・・」なるほど・・・・やっぱりね・・・・

前記のように
売りやすく・買い易くするためのコストダウンは重要だ。
どこに線引きするかはメーカー次第
だが・・・・・このFMトランスミッターの件はちと痛い・・・・
が、その点を差し引いてもトータル的には(モチロン価格も含めて)
とても良いナビであることには間違いないのでメーカーの選択も仕方無いところかとも思う。
まぁ、全てが完璧で価格も最安なんて製品は夢でしかないのだから・・・
もちろん、それに少しでも近いものが良いものと言うことにはなるが・・・
今後のメーカーさんの努力に期待しましょう。
*ちなみに上記内の本体一体型に関してはトランスミッター出力を上げる裏技(メーカーで対応)があるとか・・・
 これについては現時点では具体策(有償・無償・依頼方法等)が未確認ですので詳細は記載できませんが
 興味のある方はご購入店にご相談下さい。


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