2005年7月某日 ここまでやる意味は??デジチユー搭載2 伝言ゲームの果てに・・
この日記をご覧の方はご存知の通り?当社ではハイヤー関係の修理・取付が多い。
特に近年はナビ・TV取付が増えた。で、ハイヤーの場合、慣れた車ばかりだし
取付機種・取付け方も決まってくるので当社としてはやり易い仕事の部類に入る。
が、時としてハイヤーならではの”非常に困ること”がある。それは伝言ゲーム。
一般のお客様の場合、ご購入なさる方・実際に使う方・お問い合わせくださる方、すべて同一人物だ。
要するに
予算や取付方・機種選定等、ユーザー様と当社が直接お話をして決めるので
話は早いしお互いに納得した取付・機種選定が出来る。
と言うかこれが普通。
が、ハイヤーの場合、一般的なパターンはハイヤー会社のお客様の
「ナビ(TV)つきの車で・・・」と言うご要望にハイヤー会社営業担当(もしくは総務)から
整備担当者に話が行き、そこから当社に依頼が来る。この場合はまだ楽なのだが・・・
(基本的には予算がメインになり取付け方等は当社にお任せいただけるので・・・)
厳しいのは最終的にハイヤー後席に座るお客様が「こういうナビをつけて欲しい」と指定があるとき。
この場合、機種決定はもちろん、取付方法やオプション設定等の相談は
お客様→運転手さん(もしくは契約会社総務)→ハイヤー会社営業(もしくは総務)→
ハイヤー会社整備担当者→当社
となる。当社からの提案は逆のルート・・・・
でもってこれだけ間に人が入ると複雑な相談はとても難しい。伝言ゲームのようになってしまう。
もちろん、お客様が最初から製品・取付を理解して依頼すればそれほど問題がないのだが
そんなことはまず無い。おまけに間に入る人がすべて製品を理解しているわけではないし・・・・

と・・・前置きが長くなったが・・・・今回はハイヤーに噂のデジチユー搭載のお話。
最初に話があった時は整備担当者から「これつけて欲しいらしいから見積もりを」と
渡された紙はパナデジチユープレリリースのプリントアウト。
フィルムアンテナとケーブル、11インチと9インチVGATVに丸印がしてある。
で、指定の通り11・9インチそれぞれの見積もりを出す。
すると次に整備担当者から「ビデオデッキもつけてくれってさ」・・・・う〜〜んビデオデッキ?
確か車載ビデオデッキは当社取り扱いメーカーではビクターが出しているだけ・・・
とりあえずビデオデッキの見積もりと、DVDではどうかという提案書、見積もりを作成し提出。
(結局デッキはつけなかった)
で、この間、自分の車にデジチュー&フィルムアンテナを搭載し
「東京ではまだフィルムは無理!!」と言うことに気づき、慌ててロッドアンテナ推奨の書類(説明文)と
見積もりを書き直し整備担当者に説明しながら渡す。これは問題なく変更OKに。

で・・・後は取付けるだけ・・と言う段階で整備担当者から
「TV専用にスピーカーをつけてくれって言ってるから見積もりを・・・・」
TV専用スピーカー??あぁ・・・・そうか、確か今このお車には9インチTVがついているが
音声はFMトランスミッター、俗に言うFM飛ばし。多分このFM飛ばしのノイズが嫌なのだろうと思い
整備担当者に
「要は車のスピーカーでもクリアな音が出ればいいって事ですよね?」
と確認するが整備担当者も人づてに聞いている話なのでお客様の意図は不明、
「お金かかっても良いからお客さんの希望通りにつけてよ」とだけ・・・
とりあえず
FM飛ばしより音質の良いFMモジュレーターを追加した見積もりと
FMモジュレーターとトランスミッターの違い、モジュレーターはクリアな音質であることを
説明する書類を作成して提出。これで落ち着くか・・・と思ったら、即日
「FMは嫌だからやっぱり専用スピーカーをつけてくれってさ」・・・・・(ーー;)
「え!・・・でも・・・専用スピーカー鳴らしてるときは車のオーディオは消すだろうし・・
 車のスピーカー使えば良いんじゃないですか?」

「いや、たぶんお客さんが直接音量操作とかしたいんじゃないかな?FMだと切り替えは・・・」
「え・・・だってこの車後席にもオーディオコントロール着いてますよね・・・?」
「う〜〜ん、よくわからないけどお客さんが知ってるナショナルの車はそうなってるんだってさ。
 だから同じようにしてくれって・・・・」・・・・ナショナルの車??パナのデモカーか??
とりあえず
パナ営業&技術部に問い合わせるが「そのような取付例は・・・・・」・・・・・・

となれば仕方ない、ご要望通りにつけるしかない。
カーTVには当然のごとくアンプはついていないので
スピーカーを鳴らすには・・・・ヘッドフォン端子からウォークマンのオプションのような
アンプつきスピーカーにつなぐか?車載ではカッコ悪いし、たいした音は出ないだろう・・・
ヘッドフォン端子から直接アンプにつなぐには入出力が違うのでアッテネーターをかますか??
結局悩んだ末に
TVの外部出力にパワーアンプと据え置きスピーカーを繋ぎ、
パワーアンプの音量コントロール代わりにレベルコントローラーをかますと言う荒業?に決定。

しかし・・・・結果、
TV取付にしては莫大な?見積もりとなり・・・説明書類とともに提出。
多分、通らないだろうと思っていたら・・・・なんと承認!!!!この取り付けで行くことに・・・・
もともとついていた9インチTVを外し
11インチVGA&デジタルチューナーを取付けた後、
さらに
アゼストのパワーアンプとレベルコントローラー
カロの据置3ウェイスピーカーを設置・・・

TV音声のみに使用するにはとても贅沢だ。

すべてを設置後、車を表に出してテスト。
後席に座り初期設定を終えると・・・
うおおぉぉぉぉ〜〜〜〜!
流石11インチVGA、凄い迫力&超鮮明な画像だ!
そしてロッドアンテナ・・・、僕のフィルムアンテナでは
会社の表でも画像が止まることが多々あったが
ロッドでは各局ともきちんと受信する。
東京ではまだしばらくはロッドじゃ無きゃだめかな・・

そして、音声は・・
これまた大迫力
音量を上げればあげる程クリア・良質であることが解る
そりゃあそうだ・・・贅沢にアンプとスピーカー
つけているのだから・・・・・

感激しまくる&満足しまくると同時に
”でも・・・このアンプとスピーカー本当に必要か??
 やっぱりFMモジュでよかったような気が・・・”と
わきあがる疑問は・・・・・・
闇に葬り納車致しました
カーTVにおけるデジタル放送の最大の利点&革命は
綺麗な画像はもちろんだが、
なんと言っても
走行中画像が乱れないこと。
が、走行中運転者は
TVを見ないことを考えれば
今回のように
後席TVへの接続が最大限に力を発揮する。
これは是非とも後席に座って試走して
検証したかったのだが夏の繁忙期の為、
そんな人手も暇も無く・・・・
結局、納車時に走っては停め後席に回り・・・走っては停め後席に周り・・・・映りを確認したのでありました。
ちなみにこの車両はアナログアンテナも設置してあるのでもちろんアナログも視聴可能。
アナログの映りのよい場所に止めてデジタルと比較したのが上の写真。鮮明度の違いは文字部を見ると
よく解ると思います。とはいえ・・
現段階ではアナログのほうが受信する範囲はぜんぜん広いのだけど・・

今回のお話は特にオチは無し、ただ、当社期待のデジチューって事と
TV用にアンプとスピーカーなんて取付けは後にも先にもこれだけになりそうなので日記に記しました。。。
それにしても・・・僕自身はこの取付の意味はともかく作業には満足しましたが
お客様は喜んでいるのだろうか・・・一般のお客様ならお引渡し時に
直接お客様の感想・満足度が聞けるのですが・・
伝言ゲームゆえ、お客様の最初の意図も取付後の感想もわからずじまいのまま・・・・・
まぁ、仕事と割り切ってますけどいまいちひっかかります・・・・


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