2011年１２月　カーナビ取付事例その十五　事前確認不足・・（汗　　ベンツCLK編

おかげさまで12月はお客様感謝セールもあり、 史上初？くらいの忙しさでした。 前年は楽ナビLiteの取付工賃コミキャンペーンが好調で 1台あたりの単価は低いが台数は多くこなせる・・・って感じだったのですが 今年は1台あたりに時間がかかる作業ご依頼が多かったのも 忙しく感じた理由の一つでしょう。 そんな12月某土曜日、この日も作業に時間がかかりそうなお車が多かったので ご予約台数は少なめで3台、とは言え、 作業しながら電話に出たり、突然の来客に対応したり・・・ なんやかんやで2台目が終了したのは21時過ぎ。 まぁでもこれは覚悟の上。 残っているのはベンツCLK純正ナビ付（209）にナビ＆バックカメラ取付。 ベンツで純正ナビ付の場合、スピーカー配線類をリアまで引っ張って 純正チューナーユニットに入っているスピーカーラインに直接接続する必要があるので 他の車種より多少時間がかかりますが、バックカメラと同時取付ならさほどの手間ではありません。 まずは車種によっては落とし穴がある？バックカメラのカメラ部分取付＆配線引き回しから。 すると、意外と楽にカメラ取付が終わったので ”うん、あとはフロントのナビ付けで2時間、リアからフロントまで配線持ってくので1時間、 　多く見積もってもあと3時間で終わるな・・・・・・” と読んで、一旦作業を止めてその日のメールの返信作業。 23時から作業再開すれば2時には家に帰れる・・・・・と思いつつも、 さすがに12月はメールのお問い合わせも多く、返信するそばから次のメールが来る・・・・ って感じで、けっきょく作業再開したのは24時過ぎ・・・・・ と言っても、ベンツは手慣れた車種。ちゃっちゃとフロント周りのアンテナや配線を済ませ ナビは取付完了、後はリアにスピーカー線を持ってってカチッとコネクターを挿せば終り。 ”うん、やっぱり先にメール片づけて作業に集中してやると速いな・・・・” などと思いつつ、ナビのスピーカー出力線をリアトランクまで持っていき、 車両側のスピーカー線を探すと・・・・・・ ？？？あれ・・・・ トランク内のチューナーユニットにある筈のスピーカー線が無い・・・・・(-_-;) んんんっ！？なんだこれ・・・・アンプがついてる・・・・・・（嫌な予感） ・・・・あ・・・・アンプにスピーカー線入ってる・・・・・ これを繋げば・・・・・ と、アンプ部のスピーカーコネクターを引き抜いて、 延長したナビ側のスピーカーコネクターに接続しようとすると・・・・・

やっぱりね・・・・全然形状違うじゃん・・・・(-_-;) 取付キットが違う？？？ いや、それはご依頼を受ける時に確認してる・・・ もう一度取付キットの内容を読み直すと・・・・ ”harman/kardonサウンドシステム付車両には 　対応しておりません” うん・・・それは知ってるし、 この車はハーマンカードンとは聞いていない・・・・ いや・・・と言うか・・・・

アンプがついてる時点でハーマンカードンだって・・・・・(-_-;) でも・・・・お車お預かり時に見たとき＆作業中もどこにもハーマンカードンとは 書いてなかったぞ！？ 普通、BOSEシステムとかマークレビンソンとか ハーマンカードンとかだと、 スピーカーのところにそのロゴがある。 ←これは後日入庫したEクラスの ハーマンカードン仕様車。 ドアスピーカー部に ”Harman Kardon”の記載があるが 今回のお車にはどこにもこの記載は無かった・・・・

と・・・よくよく探してみると・・・・・・ あ〜〜〜〜〜〜！！こんなところに小っちゃくあった！！＼(゜ロ゜)／ 後席後ろのスピーカー部分、 それも左側のみ・・・・・・なんて意地悪な・・・・・ さて、ハーマンカードンであるのは分かったが・・・ どうしよう？？？？ これがお問い合わせ時に ハーマンカードンと聞いていたら 「取付キットが出ていないので取付不可です」 もしくは 「改造にての取付になるので別途費用が掛かります」

と言うところなのだが、 既にカメラとナビ付けちゃっているのでこの状態から 「取付できません」と言う事は１００％ありえない。 まぁ、配線作り直しで対応するしかないのですが こちらのお客様はお見積り段階からご予算に制限があるのを聞いていたので 別途追加費用の請求は出来ない・・・そもそもこちらの確認ミスだし・・・・・・ と言うわけで、追加費用なしで配線作り直しの作業に突入することに・・・・・・(;_:) この場合、取付キットメーカーの「取付不可」は単にコネクターの形状が合わないからのみ。 同じハーマンカードンでもEクラスの場合はコネクター形状が一緒＆ レジスターで調整することにより取付可能となっているので 今回もコネクター部さえ作り直せば後の手順は同じ・・・・・ が！！！それをするにはコネクター部の各配線＆各スピーカーの接続を 確認しなければなりません。資料は無いので直接テスターで確認します。 この作業、2人居ればどうって事ない作業です。 一人がトランク部でテスターをあて、もう一人が車室内でどのスピーカーが鳴っているかを 聞き分ける・・・・ってだけですから。 が・・・この時点（深夜）で会社にいるのは僕一人・・・・一人でこの作業をするには・・・・ トランク部のコネクターを車室内まで引っ張り直し・・・・そこで確認・・・となりました・・・・・ まぁ、無事確認作業を終え、コネクター作り直しで接続完了・・・・となったわけですが この一連の作業に要した時間は・・・・4時間強・・・・・ けっきょく予想外のほぼ徹夜・・・となってしまいました。。。。。（涙 と、最初からハーマンカードンとわかっていればそれなりの作業計画を立てたのですが ノーマル車だとばかり思い込んでいた為の失敗談です。 ちなみにお引渡し時にお客様に「ハーマンカードンだったのですね？」と聞いたところ 「ええ、それは知っていましたけど、それが取付に影響するとは知りませんでした」と。 そりゃあお客様からしてみたらそうですよね。。。。 こちらが取付を請け負うのですから、お客様から申告が無くても こちらからきちんと事前に確認しておくべきことだったのです。 と言うわけで、今回のオチは、いつもながら当たり前のことで 「事前確認はあらゆる可能性を考えて確実に・・・・」ってことですね。 当たり前すぎてオチにもならんか・・・・・・・・・・(>_<)

	のTOPへ