2011年9月2 カーナビ取付事例 その十四 純正USB端子流用  並行輸入:セアト・イビーザ編
9月第2弾はこちらもブログで予告済み、
並行輸入車、セアト・イビーザへのナビ取付です。

最初にお客様から頂いたメールには「SEAT IBIZA」と記載されており、
”シート??どこの車???”ネットでググリまくるも、情報は殆ど無し。。。

並行輸入車へのナビ取付に関してはこの日記の前記事
その十二 百聞は一見にしかず・・・・ 〜プジョー807編〜”がありますが
今回のセアトイビーザはプジョー807の時より情報は少なく、
この段階で、ナビ取付をお請けするのは
真夜中に何の装備も持たずに富士の樹海に散歩に行くようなもの。。。

が、お客様のメールには専用2DINパネルと純正ステアリングSWアダプタ&
CAN-Busアダプタをお持ち
とのこと。

これだけお持ちなら、同じ富士の樹海に踏み込むにしろ
GPS付ハンディマップと強力なライト&命綱&地元に精通したガイドさんが着くようなもので不安は無し。

強いて言えば、
未経験のお車&資料が無いのでバラし方に注意が必要と言ってもそこはプロですから)ってとこと
海外製のキットは精度が悪いので、すんなり使えるかどうか・・・ってことだけで
他に不安は全く無く、ご依頼を請ける事となりました。

ご予約当日、来たのはこんなお車。

日本にはこの時点では2台しか走ってないそうです・・・・(^_^;)
でも、ナカナカカッコ良いです!

で、取付の方はバラシ方含め、お客様が詳細な資料までお持ちだったので全く問題なし
まぁ、懸念された海外製の取付キットにはやっぱりちょと苦戦致しましたが
これはご愛嬌と言うことで・・・・・
  
と、これではネタとして面白くもなんとも無いので・・・・・

このご依頼の際、お客様のご希望は純正のステアリングスイッチを活かすことと
純正のUSB接続端子を活かすことでした。

前者はお持込のCAN-BUSアダプタ&ステアリングアダプタで問題なく可能。

で、問題は後者。
最近の車両は純正オーディオ用にUSB端子が
付いていることが多くなっています


国産車の取付でも
純正のUSB端子を活かせないか?って
ご相談はよく受ける
のですが

国産車の場合はUSBが純正オーディオに
そのまま入っているだけの事が多いので
変換ケーブルや配線改造等で
純正USB端子を加工してやれば比較的容易に流用可能
です。
で、今回もPC用のUSB改造パーツや
国産車両メーカーのUSB変換ケーブル等を
事前に用意しておき、

これでどんな端子でも改造可能だぜ!!と構えていたのですが・・・

実際にこのお車のUSB端子部をバラしてみると、
単純なケーブルではなく、AUX端子とセットで
入力を制御するユニット
になってました。。。。さてどうしよう??
←こんな感じ。

でもってこのユニットはユニットの外周面の1部が
外側に出ているので、このユニットを外してしまうと
その部分に穴が開いて
しまいます。

そこから新ナビ付属のUSBケーブルを出せば簡単ですが
それではあまりにかっこ悪い・・・・


お客様はこのユニットは壊しても良いから
この位置で・・・・ってご希望だったので、それならば・・・と
はい、上の基盤にUSBケーブル(オス)を直接半田付け、
これをダッシュボード内で新ナビのUSBケーブルに接続。

これですっきり流用となりました(^o^)/



ハイ、ここで今回のメインネタです。

今、サラッと「基盤に直接USBケーブルを半田付け・・」
と書きましたが、ここでこの日記をスミからスミまで読んでいる
奇特な方なら思わず
”えっ?大塚専務って半田付け苦手なんじゃなかったっけ??”

って突っ込んだことでしょう(^_^;)

そう、これも過去記事”ずるしちゃった??  セキュリティの取付”で
僕は実は電気屋なのに半田付けが苦手(電気屋のレベルではと言うこと)で
弱点である
と書きました。

あの時の僕なら、今回の半田付けも工場長に頼んだことでしょう。

しか〜〜〜し
前記時から既に1年以上経過。僕も日々精進&進化しているのです!!!

あの後、ちゃんと電子機器用半田ごてを整備し、
日々半田ごて養成ギブスを装着し、血の滲む様な特訓を繰り返し(・・・すみません・・話作ってます)
そしてこの弱点はある程度克服されていたのです!!
(完全に・・・と書かないところがミソ。まぁ、普通の電気屋のレベルでしょうね・・・・・)


と言う訳で今回のオチは・・・・
人間いくつになっても日々精進を続ければ
弱点は克服できる!?ってことで。。。。。。(^_^;)


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