2013年9月 今更ネタ? バック信号とイルミ信号の怪?〜BMW E46&アルファGT編〜 |
本日は今更・・・・って感じのネタでもありますが・・・・(^_^;)
ナビの取付と言えば、オーディオ交換に比べると
アンテナ類の設置はもちろん、通常の電源・スピーカー線の接続以外に
車速信号等、信号線の接続が必要になります。 今でこそ、現行新型国産車なら多くの場合がナビ後付けを考慮し、
それらの信号が簡単に取り出せるようになっていますが
少し前の車種や輸入車ではそれが無いため、ちょっと面倒な訳です。
更に、輸入車だとバック信号が不安定だったりイルミ信号に調光が入ってたりで
アダプターが必要だったり・・・ まぁ、最近はCAN-BUSアダプターで取り出すパターンが多いので少しは楽にはなりましたが・・・
とここまでは前置きで・・・・
まだ暑いさなかの某日、8年ほど前にナビをご購入・御取付したお客様からメールが。
内容は
「順調に使用していたがここ半年の間にナビの自車位置がずれるようになった。
元に戻ることもあるがずれるときは大きくずれる。
ナビ接続確認画面ではGPSも補足しているし車速信号も拾っているようだ。修理をお願いします」 と。
今迄順調だったのがずれるようになる・GPSと車速はOK。。。となれば
通常は迷わずナビ本体の故障(ジャイロ不良等)なので本体を外してメーカー修理・・・となるのですが
このお客様のお車はBMW E46、これにパナソニックHDDナビの組み合わせ。
となると・・・・実は・・・E46にナビ付けは50台以上やっていると思いますが
その経験の中で過去2台ほど・・・同じような症状の車がありました。
当時、その原因を解明するのに時間をかけた覚えがあったのでよ〜〜く覚えていますが
このE46、コンビネーションランプの関係か・・・ごくまれに夜間スモールライトをつけると
バックライトの回路に微量な電流が流れる場合があるのです。
でもって、当時のパナナビに限り、その微量な電流を拾ってしまい、
前進しているのにときどきバックしていると認識することにより自車位置がだんだんずれていくのです。
そしてこの時、ナビの接続確認画面ではリバース信号が点滅するように表示されます。
そこで今回もお客様に
次にずれ始めたら、ナビの接続確認画面を確認してみるよう伝えたところ・・・
数日後に、夜間走行中、ナビ接続画面のリバース信号ランプが点滅し、ずれたとの事。
やっぱり・・・・これだとナビ本体の問題ではなく車両側の問題なので
ナビは修理に出す必要はなく、リバース回路にリレーを入れてやれば問題解決。
と言うわけで後日ご来社頂きました。 ナビはパナFクラスCN-HDS950MD。
接続画面を確認すると、ライトを点灯しないときは
しかし、ライトを点灯すると何故かリバースも点灯(点滅)してしまいます。
念のため、テスターで確認するとスモールランプを点灯すると
バックランプ信号に微量な電流が流れます。
非常に微量な電流・・・・
まぁ、普通のナビはこれに反応しないのでしょうけど DVD〜HD移行時代のパナナビに限り、この電流を拾ってしまう様で
パナナビ以外ではこの症状は出ていません。(当社の事例では・・です)
また、すべてのE46でこの電流が流れるわけでもなく、
このお客様の場合も7年は普通に使えていたのが
ここ半年で症状が出始めたとの事なので車両側コンビネーションランプあたりに何かあるのか・・・
とりあえず今回はナビ本体裏のリバース信号入力線にリレーを入れることにより解決しました。
と・・・ごく一部の車種と特定ナビによって稀に起こる現象・・・
最近ではこれ以外にも アルファGT/147にケンウッド彩速ナビの組み合わせでは
イルミ信号をシガーソケットの照明部から取るとイルミオフでもイルミオンと認識してしまう・・・
ってのもありました。 これに関してはテスターで調べても全く電流は流れていない様なのですが・・・・・
これは他のスモールランプ回路から取れば問題ないので其れで解決しており
キッチリ調べてはいませんが何とも不思議・・・・・・
まぁ、機会があれば検証してみようと思います。
と・・・・・今回は数年前の発見時にすぐ書いていれば役に立った方もいたかもしれませんが
今となっては今更・・・・的なニッチなネタで失礼いたしましたm(__)m
E46とアルファGT/147に何付けの際に参考になれば幸いです(^_^;) |
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