4月 カーナビ取付事例 その十六昔はこれが普通だったけど・・・・VW T5トランスポーター編
ブログで少し紹介致しましたが・・・桜満開の4月上旬、この日ご入庫は
並行輸入車のフォルクスワーゲンT5 トランスポーター
ご依頼内容はナビとバックカメラのお取付。

並行輸入車の場合、資料が無いので通常は現車を実際にバラシテ取付可否の検証・・・
となるのですがT5の場合、既に兄弟車のカラベルとカルフォルニアを施工済みだったので
バンタイプのトランスポーターなら楽勝だろう
・・・・と・・・
相変わらずの?読みの甘さでお請けしたのですが・・・・(^_^;)

で、早速作業開始し、まずはオーディオ(ナビ本体部)の取付(固定)方法確認と配線状態確認を・・・

本体固定に関してはお客様が輸入品のキットをご用意してくださっていたのですが
よくよく見るとこれがカリフォルニア用でトランスポーターには適合せず・・・・(>_<)
が、こちらは普通の汎用欧州車用2DIN取付キットでイケそうだったので問題なし

でもって配線は・・・・
過去のT5では他のVW車も採用している欧州車用配線コネクターと
T5専用のCAN-BUSアダプター(これが何故か一般的なVW用では反応しないので・・・・
T5専用品が必要です)を用意しておけば、
純正配線にカチッと差込だけでOKなので非常に簡単でした。
ゆえに、当社の取付工賃込キャンペーンでも問題なくOKだったのです。

で・・・・このトランスポーターでも同じでイケるだろうと推測してのお見積りだったのですが・・・

オーディオ自体は市販の1DINオーディオが付いていたので問題ないだろうと・・・・
いざ、開けてみると・・・・
え????
純正のオーディオコネクターが無い??
つ〜〜かオーディオ配線自体が無い???
更にラジオアンテナ線も無い????


そう・・・そういえば・・・このトランスポーターはバンタイプ。。。
国産車でもバンタイプやスポーツカータイプ(レース使用前提のグレード等)で稀に
オーディオ配線が無い場合がありますが・・・・まさにそれらしい・・・・(>_<)

でもって、既存の1DINオーディオは電源線は他から引っ張ってきてスピーカー線とアンテナ線は
あとから付けて引き直している感じ。

これでは用意した配線キット&CAN-BUSアダプターは使用できない(>_<)
どうする??と一瞬焦りましたが・・・まぁ、とりあえず最低限の配線は来ているわけだから
これをそのまま使用して・・・後は
バック・イルミ・車速の各信号をどっかから引っ張ってくれば良いだけの話です


って・・・昔はみんなそうやってナビ付けてましたからね(^_^;)

そう、最近の新車ではナビ取付が前提の設計になっているので
国産車ならオーディオ裏にナビ用の各信号線が来ているし、
輸入車ならCAN-BUSアダプターで各信号線が取れる・・・
と昔に比べナビの取付は容易になってきているのです。
ゆえに、当社の取付工賃込キャンペーンのような企画が成り立つ訳です。



でも・・・・昔はそんな便利なものはなく、ナビ取付に必要な各信号線(バック・イルミ・車速)を
取り出す為に様々な苦労をし?それがナビ付けの醍醐味??
&電装屋の腕の見せ所でもあった
わけで…
この修理日記でも過去の記事を見てみると、
各信号線の取り出しに関するネタが圧倒的に多いのですね。


って訳で・・・このお車では久々にその作業を・・・

まぁ、バックとイルミは問題ないだろう・・が・・・
問題なのは資料も何もない状態での車速信号の取り出し。これは正直厄介です
久々の車速探しの旅に出ることになりました(^_^;)

で・・・車速探しと言えば・・・色々な方法があるのですが
無難なのはエンジンコントロールコンピューターかメーター裏
この辺りも最近の車種では多重通信になっていて
単独での車速信号線が無い場合もある
のですが
このお車のメーターを見てみると・・・・・うん・・・
これならなんとなく単独線がありそう。。。

って訳で早速メーターを外します。
で・・・裏の配線を見てみると・・・・青と緑のコネクターが2つ・・・・
うん、これならなんとなくイケそう。。。

あとはこの2つのコネクターの配線束のなかから
車速信号を探し出すわけですが方法は2つ。
1.メーターを分解、基盤を解析しスピードメーターのところから配線を追って探す。
(最近の僕の老眼では絶対ルーペが必要・・・・・・)

2.2つのコネクターの各配線に車速信号を検知するテスターを入れ1本1本当たっていく。
(車速信号は車を動かさないと出力されないので、ある程度目星を付けないと非常に手間がかかります)

正直・・・どっちもかなり面倒。。。
まぁ、とりあえずメーターバラして緑か青のコネクターのどちらの方が可能性が高いか
目星を付けてそのコネクターを片っ端からテストするか???と思案しているとき・・・

ふと・・・
あれ?このコネクター・・・なんかで見た事あるな。。。
アウディだったかワーゲンだったか・・・・

と昔の記憶が脳裏をよぎり・・・すかさず資料を見直すと・・・・・・・

あった!!!!\(◎o◎)/!
同じVW社のトゥアレグのメーター裏がこの2つの青と緑のコネクター、
でもって青32Pコネクターの#3:白/紫線が車速信号!!


これだ!!!間違いない!!!

と、速攻、青コネクターをバラシテ確認すると#3の配線色は白/紫!!!!(^^)!

これで確定で間違いないでしょう。
確信をもって、テストすることもなく(一応しろよ・・・って感じですが・・・)
接続して・・・・もちろん、結果は無事取付完了しました!!!

と言うわけで今回の教訓は・・・・
時代が変わり便利になると、つい、昔は普通にやっていた事が面倒に思うことが多々ありますが
この職業ではそんなことは言ってられない。。。
常に初心を忘れず、過去の経験を無駄にせず積み重ねていくことも重要かな。。。と

 最後にオマケですが・・・・
兄弟車のカルフォルニアでは内装がメッチャ多くて
バックカメラ取付が大変だった・・・とブログで書きましたが
こちらのお車は逆に内装が何にもなくて配線隠すのが大変。。(^_^;)

殆んど鉄板むき出し状態ですので・・・・・(まぁ、国産のハイエースバンなんかもそうですが・・・)
結局天井全部落として配線通しました。。。。。(>_<)
あ、ちなみに今回はCASN-BUSアダプター使用の予定だったので
取付工賃コミキャンペーンでイケると言うお見積でしたが
アダプターなしだとキャンペーン対象外となり、
取付工賃が発生しました。が、アダプター代金より
取付工賃の方が安いのでこの点では問題なしです(^_^;)


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