2009年10月 大ボケです・・・  走る〜〜走る〜〜♪  〜プジョー308CCナビ&カメラ取付編〜
今回はすでにブログ”1台目でも慣れたもの??〜プジョー308CCナビ&カメラ等取り付け〜
でご紹介&予告したプジョー308CCへのナビ他お取付裏話。


ブログではサラっと、何事もなく完璧に取付ましたよ〜〜的なニュアンスですが
優雅に泳ぐ白鳥も水面下では裏には必死に水をかいているように、
プジョーならお任せ!と言う当社でも難点が2つほどありました。(1つは単なる僕のミスですけど・・・・)


まず一つはバックカメラの取付。
307CCではナンバープレートがバンパー部についていた為、
カメラの取付位置は低くなりますが取付作業自体は簡単。
それに対し308CCはナンバープレートがトランクに・・・・・
そう、そしてこのトランクは
ルーフオープン時には通常とは逆に開く動きをするため、
その開閉構造は複雑で、動作及び構造を
キチンと知らないと配線を処理するのが難しい
のです。


とはいえ、そこはプジョーに慣れた当社、
同じような動きをする206CC等で
すでに施工経験は多数あり・・・
まぁ、楽勝では無いですが、綺麗に処理しました。


←トランクを開けた時は前方が支点でこんな感じ・・・・
純正ハーネスのチューブの中にカメラハーネスを埋込みます。
←ルーフを収納するときは後方が支点でこんな感じ・・・・

可動しても配線にテンションがかかったり
噛み込んだりしないよう、充分注意しての作業になります。


今回のご依頼では、
お客様は日曜日の日帰りコースをご希望だったのですが
308CCは初めてって事で、
このカメラ配線のとりまわし作業のみ、
作業時間が読めなかたっため、
土曜の夜のうちに入庫頂き、
日曜日の夕方にお引き渡し予定でした。
で、懸念されたカメラ部分を土曜の夜のうちに検証しておこう・・・と作業し始めたのですが
カメラ部分は予想より早いうちにバッチリ取付完了

そこで・・・・怠け癖?がでて
”このまま夜遅くまで作業すれば全部終わるな・・・・そしたら明日は朝寝坊しよう・・・・”との思惑で
そのまま作業続行することに。
308CCのナビ付け初めてとは言っても、ETCやレーダー取付で入庫しており、
電源部分や内装の作りは理解しているので後はさほど時間はかからない・・・


と言う訳で慣れた感じで、内装をはぎまくり、配線やアンテナ類を全て設置し、
後は本体はめ込むだけ・・・・こりゃ早いわ・・・・

が・・・!!ここでもう一つの難点に気付きました・・・・
正確には難点ではなく僕の大チョンボ・・・

308の取付キットは1種類しか出ていないと記憶していたので
ご依頼があった時に、何のためらいも下調べも無しでPb社の308用取付キットを取り寄せておきました。

308に2DINを取付ける場合は、この取付キットに同梱のオーディオパネルを使うのですが・・・・・・
キットから取り出したパネルの色はシルバー
プジョーのオーディオパネル周りは昔からシルバーなので何の違和感もなく、装着し始めると・・・

??あれ??なんかおかしいな・・・・・・なんでだろう・・・・・・
ピッタリはまるけどなんか違和感が・・・・

・・・・・・・ん!?・・・・・・

つーかこの車のオーディオパネル・・・・・ブラックじゃん!!!
これじゃ合わない!!!!


アホですね・・・・と言うかここまで気がつかない事自体が我ながら信じられない・・・・・

さてどうするか・・・・ブラックのパネルキットが無い(とこの時は思っていました)以上、
このままシルバーのパネルで
”こういうキットなので・・・”とお渡しする・・・・のは詐欺に近いので考えられ無い・・・・

ご相談を請けた時に”シルバーのパネルになりますけど良いですか?”と
ご了解を得ていない限りは無理。
と言うか、この308CCにシルバーのパネルで取り付けるなんて言ったら
最初からほとんどのお客様が
「ナビ付け無いで純正のままで良い」って言うでしょうから
今更ご相談したら一旦キャンセル?でここまでの取付が無駄になってしまう。。。。。


となれば、後はパネルの色を塗る・・・となるわけですが
純正のパネルはブラックと言ってもメタリックブラックで、
これと全く同じ色を出すのは塗装は素人に毛が生えた程度の当社では無理(>_<)

万が一、良い色があっても純正と同じレベル・強度で仕上げるには
重ね塗りやクリアー処理等、時間がかかりとても翌日の納車の時間には間に合わない・・・・・・

正直、ナビお取付等で約束の時間に間に合わなかった・・・って事は
殆ど無いので、久々に小パニックに・・・・・

なんにしろ、とりあえずお客様に相談をしなければどうしようもないので御連絡を・・・
と、思ったのですが、すでに深夜だったので翌日にし、この日は作業終了。

お客様に何と説明しようか考えながら帰宅中、
”取付キットがシルバーである以上仕方ない・・・・
  ん・・・まさか他のメーカーからブラックのパネル出してるなんてことは・・・・・一応調べてからだな・・・・”
と、自宅でPC開いて調べると・・・・・あれ・・・!!あるじゃん!!!
「NEW プジョー308CC用ブラックパネル2DIN取付キット」

これじゃ!!!!!

輸入車の取付キットの新製品に関してはこまめにチェックしているつもりなのですが
308用は最初にキットが出た時点で「これでOKだな」と安心してその後チェックを怠っていたのです・・・・・

そして翌日、お客様に連絡する前に、この取付キットの販売元に電話して在庫確認。
まぁ、在庫は無いでしょうけど何時ごろ入荷するかでお客様への御提案も変わってくるので・・

そう、輸入車でも特定車種用の取付キットは販売店でも通常在庫しておらず、
注文があってから取り寄せ
って事が多いのです。
輸入車のご依頼が多い当社でも、輸入車用汎用キットは常に在庫していますが
特定車種専用だと
アルファ(147・GT)用、ポルシェ(997・ケイマン・ボクスター・カイエン)用・
VW(ゴルフ5・6系統)用しか在庫はしていません。

ゆえに、今回も
”絶対在庫は無いだろうな・・・・問題は何日で入荷し、お客様にそれまで待ってもらえるか?
 それとも、とりあえずシルバーのパネルで一旦お引き渡しして後日交換するか・・・・・”
 と思っていたのですが・・・・なんと在庫ありとのこと!!

思わず
”え?じゃあ今からそちらに行ってお金払えば売ってもらえるんですか??”
おバカな発言をしてしまいました(^_^;)

まぁ、勿論その後に”業販でお願いできます???”の一言は忘れませんでしたが・・・・

しかし、日曜日の高速は最近混むので、
往復するとやはり約束の時間(16時)には間に合いそうもない・・・・
それでもシルバーのまま・・・よりは遥かに良いので
お客様に時間変更をお願いし、車を飛ばしてキットを買いに行く事に・・・・

結局、この日の僕の仕事はひたすら走る事・・・・
そして無事、ブラックのパネルを入手し早々に交換、無事完了となりました。
今回のオチは・・・・結局のところすべて自業自得なので特に書かない事にしましょう・・・・またもや反省
オマケその1
今回のお取付ではブログでもご紹介している
ステアリングエミュレーター。
こちらは実は以前の修理日記
”ステアリングエミュレーター MC後プジョー307編”時に
作成したものです。
今回はこの時のお車からの載せ換えでしたので。

ここではMC後のスイッチを加工していますが
スイッチ自体の形状・作りは307MC前と同じですので
あらたに付ける場合は
こんな加工をしなくても307MC前のスイッチを購入すれば
Iロジック社のステアリングエミュレーターがそのまま使えます。
これは307MC後以降のステアリングスイッチが
CAN-BUSになっているプジョー各モデルに該当します。
308CCはステアリングスイッチがオプションだそうなので
社外ナビ(オーディオ)を付ける場合はオプション品を購入せずに
旧モデルのスイッチを購入すると社外品交換時に無駄が無いって事ですのでご参考までに。
オマケその2 どこでも見られないスペシャル画像!?
もし、僕が大ボケかましっ放しでシルバーパネルのまま取付けていたら・・・・・
ズバリ!こんな仕上がりです

ひえぇ〜〜〜〜〜恐ろしい・・・・・
エアコンパネルのブラックと
ナビ周りのシルバー・・・・
そしてブラックのナビ・・・・・
もう究極のアンバランス・・・・・
カッコいい308CCが台無しです・・・・

お客様にぶん殴られても文句は言えません・・・・

もちろん、お客様にお引渡しの時は
綺麗なブラックパネルで統一してますよぉ〜〜〜


最新記事 のTOPへ 前月記事